鳳丸子(おおとり・まるこ)/沢口靖子(さわぐち・やすこ)
華道・鳳流の家元。生真面目で、少々融通のきかない頑固な性格。“誰もが笑顔の花を咲かせられる国づくり”を公約に掲げて衆院選で初当選。1期目では新人ながら議員立法を立案するなど、政界にさわやかな新風を吹き込んだ。最多得票数を獲得して2期目に突入した途端、公職選挙法違反疑惑を報じられ、秘書の幸田光喜とも大げんかしてしまう。
幸田光喜(こうだ・こうき)/八嶋智人(やしま・のりと)
党幹部から丸子のお目付け役を命じられて政策秘書となるが、政治家らしからぬ言動ばかりの丸子に振り回されまくってきた。2回生となった丸子に気を引き締めるよう諭すが大げんかとなる。
江ノ島薫(えのしま・かおる)/伊藤修子(いとう・しゅうこ)
丸子のアシスタント兼お世話係。丸子のことを崇拝している。
福武不二雄(ふくたけ・ふじお)/梶原善(かじはら・ぜん)
大手新聞社社会部の遊軍記者。幸田とは大学の同期で、持ちつ持たれつの仲。最初は丸子を“お姫様議員”と軽視していたが、彼女の真っすぐさに心を動かされ、協力するように。
加持勘三(かじ・かんぞう)/伊東四朗(いとう・しろう)
丸子の叔父。丸子の父が早逝して以来、姪である丸子を温かく見守ってきた。
華道“鳳流”の第4代家元の鳳丸子(沢口靖子)は、2期目をかけた衆院選で最多得票を獲得して見事、再選を果たす。ところが直後、公職選挙法違反疑惑を報じられ、いきなり苦境に立たされてしまう。
すぐに対立候補のでっちあげと判明したからよかったものの、政策秘書・幸田光喜(八嶋智人)は2回生議員ならもっと賢く立ち回るべきと激怒。2人はけんかになり、幸田は会期中にもかかわらず休暇を取ると宣言。丸子は政策秘書不在のまま国会を乗り切る羽目に。
その矢先、国民の不満を聞くため“駅頭”に立った丸子は、元大学院生・萩原大樹と知り合う。大樹は、大学院で国家プロジェクトのシステム研究開発を手掛けていたが、退学になってしまったと激白。自分は“終わった人間”だと嘆く。未来を担う優秀な若者が学びの場を絶たれたことに憤りを感じた丸子は、若い世代が希望を持てる国にしなければと考え、大樹の復学の道を探りはじめる。
そんな中、党の最高幹部・梅村幸之介の計らいで、丸子は予算委員会で質問に立つこととなり、内閣府職員・萬屋吉康からレクチャーを受ける。だが、その抜てきには梅村の黒い思惑が隠されており、丸子はまたもや窮地に追い込まれることに。
しかも、大樹が関わっていたプロジェクトの背後に巨大な闇が渦巻いていることが発覚し、さらにその不正が引き金となって立てこもり事件がぼっ発してしまう。丸子は急遽、人質の身代わりとして現場に乗り込むことに。
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