吉沢亮が主演を務める大河ドラマ「青天を衝け」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)。11月28日に放送された第37回「栄一、あがく」では、栄一(吉沢)の後妻として大島優子演じる伊藤兼子が登場。涙で女性としての矜持(きょうじ)を訴える姿が多くの視聴者の心をとらえた。(以下、ネタバレがあります)
同作は、“日本資本主義の父”と称され新一万円札の顔としても注目される実業家・渋沢栄一を主人公に、近代日本の歩みを描く。
最終回まで残り5話となった第37回では、栄一の設立した海運会社・共同運輸会社と岩崎弥太郎(中村芝翫)率いる三菱とのし烈な競争が描かれた。そして弥太郎の死、五代友厚(ディーン・フジオカ)の死…。大物たちの退場に反響は大きく、Twitterでは放送後「#青天を衝け」がトレンド上位に浮上した。
そんな中、注目を集めたのが、栄一の後妻として登場した伊藤兼子(大島)。この縁は、妻・千代(橋本愛)を亡くした栄一が家事を預かり渋沢家の社交を担う要員として望んだもの。没落した豪商の娘として家柄・教養とも確かな兼子が、やす(木村佳乃)の世話で嫁ぐこととなった。
だが、千代を失い憔悴しきった栄一は、兼子とろくに目を合わせもしない態度。栄一の娘・歌子(小野莉奈)たちも見ず知らずの兼子がやってきたことに戸惑いを隠そうとはせず、役割を果たすことだけを求められ、兼子は孤立していた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)