岡田准一が、2022年秋に全国公開される映画「ヘルドッグス」で主演を務めることが分かった。監督・脚本は「関ヶ原」「検察側の罪人」「燃えよ剣」などを手掛けた原田眞人で、岡田とは3作品目のタッグとなる。
原作は、デビュー作「果てしなき渇き」で2004年の第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生による小説「ヘルドッグス 地獄の犬たち」(角川文庫/KADOKAWA刊)。発売してすぐ“警察小説を超えた問題作”として話題になったこの作品を、監督自ら、主演に岡田をイメージしながら脚本を執筆し、原田ワールドを作り上げた。
また、岡田は、技闘デザイン(アクション振り付け)も担当しており、クランクイン前から原田監督と綿密な打ち合わせを経て、劇中のキャラクターの個性にあったリアルかつ創作的なアクションを振り付けている。
岡田が演じるのは、正義も感情も捨て、腕っぷし一つでヤクザ組織に潜入しのし上がる元警官・兼高昭吾。兼高は、愛する人が殺される事件を止められなかったというトラウマを抱え、闇に落ち、正義も感情も捨て復讐することにのみ生きていた男で、その闇と狂犬っぷりに目をつけた警察組織から、ヤクザ組織への潜入という危険なミッションを強要される複雑なキャラクター。
伸び切った髪、無精髭に、タンクトップから覗く肩と腕に広がるトライバルタトゥー姿の兼高の姿は、国籍不明なアウトローな雰囲気を醸し出しており、岡田の新境地が垣間見える。
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