「ひよっこ」OP映像に隠された“遊び心”を解説!

2017/04/10 08:15 配信

ドラマ インタビュー

現在放送中の連続テレビ小説「ひよっこ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)で、印象的なオープニング映像。これはミニチュア写真家・田中達也氏とCGアニメーター・森江康太氏の初コラボレーションによるもので、ヒロイン・みね子(有村架純)が生きた1960年代の景色がポップに再現されている。

田中氏は小物を街や自然に“見立て”、時にダジャレを織り交ぜながら紹介した「ミニチュアカレンダー」で注目を集めるアーティスト。一方、森江氏は2015年にNHK総合で放送されたNHKスペシャル「生命大躍進」シリーズで、リアルな恐竜のCGを手掛けていたクリエーターだ。

田中氏は「『当時の家電や小物を使って昭和の風景を作りたい』というオーダーは難しかったですね」と、オファーを受けた時の率直な気持ちを振り返る。

そんな田中氏の作品の魅力を「“アハ体験”のような面白さ」と話す森江氏は、「フルCGのように手法を前面に出すのではなく、あくまでも田中さんの世界観をサポートするのが大事だと思って臨みました」と語った。

「ひよっこ」のタイトルバックでは、田中達也氏と森江康太氏の初コラボレーションが実現(C)NHK


タイトルバックでまず登場するのは、茨城の農村の風景だ。しかし田んぼは畳(たたみ)で、そこを貫く道は畳の「へり」。また、稲刈りの光景は靴ブラシで再現されている。見立ての世界で、えっちらおっちら働く人々の姿がまたかわいらしい。

【写真を見る】靴ブラシの奥に、さり気なく置かれている物に注目!(C)NHK


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