<カムカム 第5週振り返り>安子、るい&稔とつかの間の幸せ…“カムカム英語”との出会いも

2021/12/04 11:00 配信

ドラマ レビュー

るい(中野翠咲)に頬を寄せ、幸せそうな安子(上白石)「カムカムエヴリバディ」第24回より(C)NHK

上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインを務める連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。11月29日から放送された第5週「1946-1948」では、雉真家を出た安子(上白石)の暮らしぶりが描かれた。(以下、第5週までのネタバレがあります)

“カムカム英語”に支えられた大阪生活


同作は、昭和・平成・令和の時代を、ラジオ英語講座と共に歩んだ、安子(上白石)、安子の娘・るい(深津)、るいの娘・ひなた(川栄)、3世代の女性たちの物語。前週・第4週では、終戦を迎え、夫・雉真稔(松村北斗)の戦死の報せが安子に届くまでが描かれた。

そして、第5週。姑の美都里(YOU)はショックで安子につらく当たるようになった。安子は、勇(村上虹郎)に背中を押され、雉真家を出て大阪で、新しい生活を始めた。

身寄りもなく食べる物にも事欠く中、手作りの芋アメで行商を始めた安子。苦しい日々を支えたのが、家々から聞こえてくるラジオ「英語講座」だった。

大阪で必死に生きる安子(上白石)に救いの手を差し伸べる人物が…「カムカムエヴリバディ」第23回より(C)NHK


「証城寺の狸囃子」のメロディにのせて「カム カム エヴリバディ」と歌う陽気なテーマ曲、そして講師・平川唯一(さだまさし)の朗らかな語り口…この“カムカム英語”に励まされ、安子は懸命に働いた。