松山ケンイチが「平清盛」で学んだ、子どもにも教えたい生き方「遊ぶように生きる」<初耳学>

2021/12/05 22:28 配信

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「日曜日の初耳学」に松山ケンイチが登場!(C)MBS


加えて、クランクイン数カ月前に東日本大震災が発生。その後の世の中の空気にも影響を受け、「いい意味でも悪い意味でも力んでしまった」という。

「遊ぶようにして生きないと」


そんな時、解決の糸口になったのが大河ドラマ「平清盛」のテーマの一つでもあった“遊びをせんとや生まれけむ”という言葉だった。

「生きることを遊ぶ。それはいまだに自分の中で大切にしている言葉ですね。遊ぶように生きないと、『仕事、仕事』って仕事していても、僕は疲れるだけなんです。それは僕もそうだし、子どもにも教えたいし。そういう生き方を」と、平清盛から学んだ教訓をかみ締めるように話した。

今は東京と地方での二拠点生活を送る。地方で過ごしている間は畑で野菜を育て、「(俳優の)仕事はしないと決めている」という。「自分自身が豊かな人生を遊んでいないと。その“遊び”の中から生まれてくる感覚、価値観、考え方。その多様性を培っていかないと」、そして「そういう経験を通して得てきたものを、俳優として役を通して表現したいと思っているんです」。一本筋の通った松山の人生観に、林先生も何度も頷いていた。

2022年1月には、栗山民也演出の舞台「hana-1970、コザが燃えた日-」に出演する。沖縄の「コザ騒動」を題材にした作品で、血のつながりのない“家族”のかかわりがテーマだ。

松山は「寄せ集めの家族なんですけど、ものすごく温かさを感じるんですよ。人と人が触れ合ったりとか一緒にいることで出来上がってくる温かさ。激動の時代で悲惨なこともあった、そういう時代ですけども、そういう中にも温かさがあるっていうことを大事に演じていきたいなと思います」と作品への思いを語った。

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