磯村勇斗、初参加の唐十郎作品で宮沢りえらと共演「唐さんの世界とお客さまの世界をつなぐのが僕たちの役目」

2021/12/05 17:07 配信

芸能一般

「泥人魚」プレスコールより撮影:田中隆信

COCOON PRODUCTION 2021「泥人魚」のプレスコール取材が12月5日、東京・Bunkamuraシアターコクーンで行われた。

本作は2003年4月に「劇団 唐組」により初演され、第五十五回読売文学賞 戯曲・シナリオ賞、第三十八回紀伊國屋演劇賞(個人賞)、第七回鶴屋南北戯曲賞、および第十一回読売演劇大賞 優秀演出家賞を受賞した傑作戯曲。

初演以来18年ぶりとなる今回の上演は、唐十郎と蜷川幸雄を師とし、アンダーグラウンド演劇に真正面から取り組んできた劇団・新宿梁山泊主宰の金守珍、現代アングラ演劇界のミューズ・宮沢りえをはじめ、唐作品初参加の磯村勇斗愛希れいか、そして演劇界の重鎮・風間杜夫らキャストが集結した。

宮沢は「ヒトか魚か分からぬコ」と呼ばれる女性・やすみを、諫早の漁港を追われ、今は都会の片隅にあるブリキ屋で暮らす青年・浦上蛍一を磯村が演じる。ほか、愛希は「月の裏側を熟知している」とのたまう女性・月影小夜子役、風間はブリキ店の店主で、まだら呆けの詩人・伊藤静雄役で出演する。

プレスコールでは、宮沢、磯村、愛希、風間の他、岡田義徳、六平直政らが登場するシーンが公開され、躍動感のある動き、感情たっぷりのせりふや表情、テンポ感のある掛け合いなど、熱演を披露した。

COCOON PRODUCTION 2021「泥人魚」は、6日(月)から29日(水)まで、Bunkamuraシアターコクーンで上演。初日に向けて、演出の金、キャストの宮沢、磯村、愛希、風間から意気込みとメッセージが寄せられた。