――“あな番”の現場はチームワークが本当によいと聞きます。
2クールという長い時間を共有できたからこそ作れた絆があります。本当に皆さん仲良くて、今回も久しぶりにお会いする方も多く、本当に同窓会のようでした。そして皆さんずっと近況報告会(笑)。「あの作品やっていたね」「あれ見ていたよ」など気に掛けてくださっていてうれしかったです。やはりあの空気感、安心しましたね。帰ってきたという気持ちになりました。
――あらためて“あな番”の魅力は何だと思いますか?
2クールあったので、通常のドラマより主要な登場人物がすごく多かったですが、そんな大人数のメンバーの個性をより深く描けたのはこの作品の魅力だと思います。人が多いだけに誰が犯人か、どんなつながりがあるのか分からなく、考察が盛り上がったので。それは2クールあった「あなたの番です」だからこそできたことかな。
あと正直、第1章のラストで菜奈ちゃん(原田知世)が亡くなってしまうことにも驚きましたね。まさか主人公が!って。そんな驚きもたくさんあったのも魅力でした。
――キャストも本当に多かったですもんね。
こんな大御所の先輩たちが一堂に集まるなんて! みたいな感覚がありました。特に竹中(直人)さんと生瀬(勝久)さんが一緒のシーンは感動しちゃいましたね。今回、劇場版でもお二人が絡むシーンがあるのですが、キャスト一同かなり盛り上がりました。
この現場のすごいところは、大先輩方を含めて皆さんが思いっきり楽しんでいるところだと思います。それはすごく刺激的でした。私は最初、どこまでやっていいのか躊躇したところもあったんですが、皆さん自由にやっていいんだよというのを体現してくださって…。その姿を見て、思い切って先輩たちの胸に飛び込もうという気持ちでお芝居できました。あの現場だから尾野ちゃんが生まれたんだと思います。
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