トリンドル玲奈、あいまいだった20代から「30歳」に…気付いた“年相応”でいる意義「生きてきた年数は誇れるもの」

トリンドル玲奈 撮影=友野雄

1月23日、30歳の誕生日を迎えるトリンドル玲奈。芸能界を駆け抜けた20代を「楽しい10年間だった」と総括し、これから迎える30代を前に「『30歳です』と言えるのが今から楽しみ」「生きてきた年数は誇れるもの」と語る。また、ネット上などでの批判の声に対しては「『ありがたいな』とも思う」と感謝の言葉を口にしたトリンドル。その背景には、「たとえ事実と違っても、こういう仕事だから仕方ない」「それはそれで楽しんでもらえたらといい」と割り切るという、柔和で穏やかな雰囲気の彼女のイメージとは一線を画する、有名人としての覚悟と芯の強さがあった。

20代は「楽しい10年間」、10代のツンデレから変化「自分から動いてみよう」

トリンドル玲奈 撮影=友野雄


――1月23日、30歳の誕生日に写真集が発売されます。30歳を目前に控えた今、改めて20代を振り返ってどんな10年だったと思いますか。

楽しい10年間でした。大変なことも良かったことも、タメになる経験ばかりでしたし、仕事でもプライベートでも初めての連続でした。特に大学を卒業して社会人になってからは、初めてちゃんと「一人で立った」という実感があって、それなりに悩みもありましたけど、それを超えていく楽しさがあったように感じます。

――以前別のインタビューでは「10代の頃はツンデレだった」ともおっしゃっていました。20代ではどのように変わっていったのでしょうか。

10代はツンデレでしたね~(笑)。もともと恥ずかしがり屋なところがあって、好きな人の前ではツンツンしてましたし、そのほうがカッコいいとも思っていました。でも、小学6年生ぐらいの時に、父の仕事の関係で海外へ引っ越したことをきっかけに少しだけ意識が変わったんです。それまでは大人しい性格だったんですけど、日本語が通じない外国だとなかなか友だちができなくて。そこで「自分から話しかけてみよう」と行動するうちに、ちょっとずつ積極的になっていきました。

その後日本に帰国してから、高校2年生の時に、事務所にスカウトされて面接に行ったのですが、すごくいい反応だったのに全然返事が返ってこなかったんですよ。そこで「これはもう自分から言うしかない!」と思って、電話を掛けてみたら「あ、ぜひぜひ」みたいな感じで(笑)。そんなこともあって「自分から色々言ってみよう」「自分から動いてみよう」と思うようになり、だんだんとツンデレが直っていきました。

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