「もしよかったら試写記事をやりませんか?」と広報さんに声を掛けてもらい、うきうきしながら見始めた。数分後には何年も前に亡くなった祖父母を思い出し号泣、レビューどころではなくなってしまった。(さすが「ぺこぱポジティブNEWS」、ただのバラエティーと侮ることなかれである)。
お笑いに疎い私の中で、空前の大ブームを起こした優しく柔らかなぺこぱの番組だからこそ、見た人を優しく包み込んでしまうのだろうなと思い知る。今回のテーマは前回に引き続いて、田村淳が手掛ける「遺書動画サービス」。
前回も思ったが、松陰寺は知らないことや、知らないことをやっている人への偏見が一切ない。その姿には正直感銘を受ける。「遺書を書いてください」「遺書動画サービスをやってみませんか」と突然言われたら私なら嫌な顔をするし、なんならきっとそのことに対して「今じゃなくていいですか?まだ死なないです」と返してしまうだろう。
でも松陰寺は嫌な顔もせず、ただ驚いただけだった。「どうしてこんなことをやろうと思ったんだろう?」と田村が考えることを少しでも理解したい、近づきたいという思いで一生懸命に自分の言葉で真剣に遺書をしたため、真剣に動画に残した。最初に比べ、どこかすっきりしたような松陰寺の表情を見て、私も素直に興味を持つことができた。
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