日々忙しく時が過ぎていく中で、手を休めてくつろぐ“IPPUKU(=息抜き)”の時間。それは人生において、とても大事な役割を果たす。そんな“IPPUKU”のエピソードを聞く特別企画に、味のある役者として映画やドラマに引っ張りだこになっているだけでなく、映画監督、脚本家、司会業などあらゆる分野で唯一無二の存在感を発揮している佐藤二朗が登場。
妻や息子と過ごす温かな日常をつづったSNSも人気の彼は、どんな“IPPUKU”を過ごしているのだろうか。
僕が1日の中で一番幸せを感じる瞬間は、晩酌タイムです。妻の手料理を肴に晩酌。それが人生最大の“IPPUKU”の時間じゃないかなあ。我が家はささみの唐揚げや豚キムチ、砂肝とナスのアヒージョ…などなどつまみのメニューも豊富。あまりにも料理がうまいので「僕が役者で食えなくなったら、お店を出して」と妻にお願いしたことがあるくらいです。妻は「料理は嫌いだからイヤ」と言っていましたけどね(笑)。
もちろん、料理とともに家族との会話も欠かせない。
呑みながら妻にはいろいろと話を聞いてもらっています。子どもが生まれるまでは“今日あったことを妻に聞いてもらう権利”は僕だけが行使できましたが、今は息子がいますので。僕も息子も自分の話を妻・母に聞いてもらいたい人種なので、“息子が話をしたら、次はお父さんの番”と、もう取り合いですよ(笑)。佐藤家では、妻は最高のアイドルですから。こうやって話していたらすでに、今日の晩酌が楽しみになってきました。
休日も、次の映画や舞台に向けて執筆作業に励んでいる佐藤。気分転換には、タバコも役に立つという。
今は、3作目の映画に向けて休みの日もずっと執筆していますね。その間の気分転換には、タバコが役に立ちます。僕が監督を務めた2作目の映画「はるヲうるひと」の脚本を書き終えたときに吸った1本は格別でした。11稿まで改稿重ねて、やっと出来上がったものですから。幸福感や達成感があったときの一服は、特においしいなと感じます。
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