2021/12/26 06:00 配信
――放送としては約3ヶ月ぶりの復活となりましたが、収録を終えていかがでしたか?
スージー鈴木:楽しかったですね~! やっぱり3カ月くらい(のブランク)だとまだ息が合ってる感じがして。やっぱり音楽について腹の底から楽しく喋るという機会がなかなか無かったので、禁欲生活を越えて禁断症状が出てましたね。楽しい収録でした。
マキタ:僕もまったくその通りで。番組が一旦終了してから、僕は別の仕事をしていたこともあって音楽をあまり聞かなかったくらいだったんです。そんな生活だったんですが、ネタ集めのために集中的に掘り起こしながら聞いていたらだんだん(気持ちが)高まってくる感覚があって。
本番はいつもの通りというか、3カ月前に終了してからまったく別のことをやっていたわりにはすぐになじむというか。その「形状記憶ぶり」が自分でもすごく面白かったです。
――やはり長年やってきたからこそ、すぐにコンビネーションを発揮できるんでしょうか?
マキタ:そもそもスージーさんとはまったく生い立ちや出自も違うんですけど、番組始まった当初からわりとすぐに「なじむな~」って思っていて(笑)。ロバートのネタで「接しやすい」っていうのがありましたけど、そんな感じが昔からあったので今回もうまくやれたと思います。
――特番での復活ながらも、相変わらずエレベーター前での収録という過酷な状況もありましたが、そのあたりはいかがでしたか?
スージー:まあでも、この番組の置かれている環境が、スタジオをどんどん使うような番組じゃなくて、空きスペースでやる“流浪の番組”ということなので。ここからもう一回スタジオに戻れるように。
でも、あそこ(エレベーター前)は懐かしいですよね。過去にいろんなドラマや事件があったところで。今回は「西日が当たったRED WARRIORS」とか…。
マキタ:そうですね、畳だったら色が変わっちゃってるくらい西日が差してきましたけども(笑)。でもね、スージーさんなんてガチの音楽評論家ですから、ほっといたら結構お堅い、真面目な理屈の話を延々とやっちゃうと思うんですよ。
僕もそういう話は大好きですし、ある程度自分の知見とかも含めた上でいくらでも話しちゃうと思うんですけど、(エレベーター前での収録は)そうさせないための抑止力であり、番組的な工夫でもあると思います。
実際以前あそこで収録していたら、窓拭きのおじさんが上から降りてきたこともあって。それはプロデューサーも意図していなかったはずですけど、やっぱりそういうことが起こればテレビ番組的には面白いんじゃないですかね。
スージーさんが語ってくれるコードの話とかも、真剣に聞きたい人だって本当はいると思うんです。そういう人たちにとっては邪魔なことをしてます(笑)。だけどやっていて楽しいもんですよ。
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