――実際に一夫多妻制度があったとして、皆さんは受け入れられますか?
稲葉:これは結構現場でも話したのですが、柳さんのリアクションが印象的でした。
柳:私なんか言いましたっけ?
稲葉:え、「絶対無理!!」って(笑)。
浅川:即答だったよね(笑)。
柳:そうですね、絶対無理です(笑)。キャパオーバーですね。龍之介は本当に大変だったと思うんですよ。自分がどちらの立場だとしても、やるのは嫌だし、乙女心のところで言うと、ヤキモチ焼きなので無理です。本音はそこです(笑)。
浅川:かわいいところ出してきた(笑)。
稲葉:一夫多妻でも、一妻多夫でも無理?
柳:やってみたら変わるかもしれないですけど、駄目ですね。
稲葉:俺は、本人たちがよければいいのかなと。本人たちがその形を了承して幸せなのであればいいのかなと思います。なので、俺が大丈夫な人たちと出会えれば、いけそうな気がします。
――その考えは、演じる前と後で変わった部分もありますか?
稲葉:そうですね。それこそ柳さんと一緒で、最初は「いや~無理だろ」と思っていました。でも、作品を通して、正しいかどうかは分からないですけど、こういう形もあるんだという気はしています。
島崎:私は、日本にいて、日本人として育っているからそう思うだけで、もっと広い目で見たら世界的にそういう国もあるし、そこに対しての偏見はないかもしれないです。
浅川:私はゆり菜ちゃんと一緒で、龍之介ほど器用な人間じゃないから、難しいなとは思います。平等に愛せる龍之介だからこそ成り立っている関係な気がします。私は絶対に平等にはできないです。一途にしか人を愛せないので!
柳:龍ちゃんだって、平等とか言ってもその時々で多少偏りはあったから、多数の立場の方が、それを許せるか許せないかなんですよね。一人側の方が、肉体的には大変かもしれないけど、器の広さを持たなくてはいけないのは多数側だなと思います。それができるなら可能だとは思います。
浅川:(柳に)私たちは一途だから嫉妬しちゃうもんね!
柳:うん。「キィー!」ってなる(笑)!
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)