堀未央奈が白目を剥く体当たりの演技に挑戦!「実は、乃木坂46と吉本とで悩んだ時期があった」<「まったり!赤胴鈴之助」インタビュー>

淡い色のワンピースがよく似合う堀未央奈 撮影=富田一也

力を抜く大事さも伝わればいいなと思います


――お父さん役の近藤芳正さんと、息の合ったお芝居をされていましたが…。

私、近藤さんが本当にツボなんですよね。表情とか間合いとか、私が面白いと思うポイントをいくつも持っていて…。すごく楽しかったです。2人きりのシーンも多く、地元も愛知と岐阜で近かったことや近藤さんから話しかけてくださったので、一番お話できたかも。

物語のなかでは私は結構ツンツンしていましたが、裏ではかなりいい親子関係でなついていました。そして間近で演技を見させていただき、いろいろ勉強になりました。

――刺激の多い現場だったんですね。

かなりたくさんのことを学ばせていただきました。近藤さんとのお芝居ももちろんですが、尾上さんと今野浩喜さんとのやりとりなども本当に面白かったですね。変顔はもちろん、言い方や間をちょっと変えたり、相手のアドリブに対して自分がどう対応するかなど、その場にいて感じたことも多かったです。

そして改めてお芝居には間が大事ということを教わったというか。台本で読んでも面白かったけど、間違いなく映像で見た方が面白いと感じましたから。私たちがふざけている姿を見て、明日からの仕事や学校を程よく頑張ろうと思っていただければうれしいです。何か力を抜く大事さも伝わればいいなと思います。

――そもそも堀さんは昔から女優に憧れていたんですか?

私は、最初は乃木坂46に入ることしか考えていませんでした。そして活動している最中に、映画「ホットギミック ガールミーツボーイ」(2019年)で山戸結希監督と出会ったり、ゲスト出演させていただいた東京03さんの「遊戯みたいにいかない。」(2019年日本テレビ系)でコメディーに触れたり、ミュージックビデオでたくさんの監督さんに撮っていただいたりと、映像を通しての自分というのが、表現していてすごく楽しいと気付いたんです。乃木坂46のメンバーだったからこそ、夢を新しく見つけられたんだと思います。