『ミステリと言う勿れ』主演の菅田将暉、謎めいた存在の整は「僕自身もまだ全ては知れていない感じ」<インタビュー>

【写真を見る】取調室で淡々と話をする整(菅田将暉)(C)フジテレビ

整のトレードマークであるモフモフの髪形は、菅田が自身の地毛で作り上げた。

「原作が天パだからやりたいというのもありましたし、個人的にあの髪形は一回やってみたかったんですよ。かなり強くパーマをかけたのですが、天パ感ってとても難しくて。全部グリグリにすればいいというわけではないんですよね。日々の手入れも大変でしたが、楽しかったです」

「ミステリと言う勿れ」より(C)フジテレビ

さらに、演じていく中で、どう“しゃべる”かという点も難しかったという。

「第1話は僕が取調室にいて、後ろの窓から光が差して逆光に映っている中で淡々としゃべるので、だんだん教祖感が出てきてしまって(笑)。でも、整くんはまだ発展途上で間違いもするので、彼の言っていることが全部正しいとなってしまってはいけないですし、見る方も一緒に考えられるようにしたい。ですので、田村由美先生にお会いした際の、先生自身の話し方を参考にさせていただきました。先生は熱量を持ってお話しされるときにグッと力が入るんです。その話し方が一番伝わると感じたので、自分の演技とブレンドさせていただきました」