早乙女太一、“鞘のみ”で戦う異例の殺陣ドラマで主演「舞台と映像は全くの別物」

2022/01/15 20:30 配信

ドラマ インタビュー

早乙女太一撮影=阿部岳人

10代で大衆演劇のスターとして脚光を浴び、以降、華麗なるアクションとドラマを感じる佇まいで舞台からドラマ、映画と幅広く活躍する早乙女太一。そんな早乙女がドラマ初主演を務める「封刃師(ふうじんし)」が、1月15日(土)よりテレビ朝日ほかにて順次スタートする。本作は、「劇団☆新感線」の座付き作家である中島かずき「早乙女太一のアクションを世界に届けたい」という思いから書き下ろした意欲作。早乙女は、人の心の闇から生まれた“穢刃(けがれやいば)”を封印する“封刃師”の御沙神駆(おさがみ・かける)を演じている。多くの作品で中島とタッグを組んできた早乙女が感じる“中島かずき脚本”の面白さとは? また、舞台と映像でアクションの表現はどのような違いがあるのか。早乙女に聞いてみた。

久々の“闇”“謎”キャラクターで初心に返る


――まずは、「封刃師」の話を受けての率直な感想を教えてください。

早乙女:個人的には“初心に返る”という感じでした。10代の頃に与えてもらっていたような役柄を久々にやることになって…「謎」「闇」「寡黙」みたいな(笑)。17歳のときに初めて劇団☆新感線の作品に出させてもらったんですけど、大体かずきさんが書く僕の役って「謎の剣士」とか「孤独な○○」なんですよね(笑)。最近はあまりなかった役柄なので、懐かしかったです。

――脚本を読んで、どんなところに面白さを感じましたか?

早乙女:まず「封刃って!?」というところから面白いと思いました。アクションで刀を鞘に納めるという発想はしたこともなかったですし(笑)。どうやったらかっこ良く見せられるかな、(アクションの)バリエーションが作れるかなと想像するのは大変でした。

――舞台「髑髏城の七人」や映画「プロメア」など、中島かずきさん脚本の作品に多く出演されています。そんな早乙女さんからご覧になって、“中島かずき脚本”の魅力というのは?

早乙女:言葉にないところ、セリフにないところも裏の設定がしっかりしているので、想像する楽しみはありますね。今回は特に謎、闇の部分が多いですから。かずきさんの脚本は“闇”を暑苦しく押しつけない。でも、その奥にちゃんと感じられて想像できる。なおかつちゃんと活劇でもあるというのが魅力だと思います。

早乙女太一撮影=阿部岳人


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