――演技のプランはあらかじめ準備してから収録に臨まれるのですか?
下野:前もって準備していきます。ですが、いざ現場で掛け合っていく中で、「これはいらないな」となることも多くて。引き算の方が多い作品です。
――下野さんにとってもチャレンングなキャラクターなのですね。
下野:アクションシーンに限らず、リャンハとシャトーは基本的にクールなので、アドリブを全然入れられないんです(笑)。「ちょっと声出したいけど、このシーンはいらないよなぁ」ということが本当に多いです。「今何かを気にしたな」「ここに注目しているんだな」というのを、ほとんど表情だけで表現しているので。そう考えると実写のドラマと似ている部分があるなと思います。「このセリフを言っているときは少し笑っている、怒りが入っている」というのを、本当に微妙に入れていく難しさがあって。それをどこまで表現しきれているのか、僕も完成した作品が楽しみです。
――収録現場はいかがですか?
下野:収録ではスタジオが分かれていることも多く、今回はほぼほぼ大西(沙織)と2人です。もうね、ギャップがすごい(笑)。アフレコ中もずっとシーンとしているのですが、僕も大西もおしゃべりな方なので、確認に入った瞬間、2人ともブワーッとしゃべり出すんです(笑)。作中との会話の温度差がすごいですね。何かを取り返すがごとくしゃべっています(笑)。
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