ここからサスペンス色がぐっと強まっていった。同窓会で受付を手伝ってもらったお礼にと雨宮に食事に誘われた望緒が帰宅すると、部屋が荒らされていた。
その犯人は奈々江だった。上昇志向の奈々江は雨宮を狙っており、嫉妬していたのだ。2度目の犯行を望緒と玲子に見つかった奈々江。望緒は「こんなことで中学からの友だちを失いたくない」と警察には突き出さなかったが、ラストでは、その奈々江が謎の転落死をした。
初回から主要メンバーの1人が亡くなるという衝撃に、SNSは大いにざわついた。関西地区は放送時間帯が異なっているが、それでも「#愛しい嘘」がTwitterのトレンド上位入りを果たした。
望緒と同じく雨宮も中野のことをはっきり覚えていないようだったが、玲子に対して奈々江は、「私は、私たちがした事を忘れない」と言っていた。また、稜はタイムカプセルに入っていた中野の手紙をにぎりしめていた。中学時代に何かがあったことは間違いないだろう。
作中で雨宮が言っていた「1つの嘘は7つの嘘を生む」というドイツの古い言葉。塗り重ねられた嘘の奥にある真実について、視聴者の間ではさっそく考察が盛り上がっている。
第2話は1月21日(金)に放送。奈々江が亡くなる直前に自撮りした写真を見た望緒らは他殺の可能性を疑い始める。その矢先、望緒の身にも危険が迫る。
(文=ザテレビジョンドラマ部)
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