声優・南條愛乃、2022年は「なるべく等身大でソロデビュー10周年を迎えられたらいいな」

2022/01/31 18:30 配信

音楽 インタビュー


ちゃんと南條ソロっぽさもあるし、絶妙に新しいラインの曲になった

そして、アルバムから約2か月という短いタームでリリースされるニューシングル「ヒトリとキミと」は、1月から放送がスタートしたTVアニメ『天才王子の赤字国家再生術』のエンディングテーマとなっている。

「ひとつ前の「EVOLUTiON:」が初のオープングテーマで、謎のプレッシャーを感じていたので、エンディングテーマという字面を見てほっとしました(笑)。楽曲は、作品のタイトルに“国家”と入ってるように、ファンファーレが鳴り響く元気な国歌感がありつつも、とてもほんわかとしてあったかい世界観になってる。あと、歌詞には表記されないんですけど、物語の舞台であるナトラ王国にかけて、イントロやインタールードで“ナトラに栄光あれ”を逆から読んでるパートがあって。呪文というか暗示っぽい遊び心が入っているし、サビで“あい”を重ねてるところもきっと耳に残ると思う。今までにないアレンジだけど、曲調としてはちゃんと南條ソロっぽさもあるし、絶妙に新しいラインの曲になっていると思いますね」

精力的なリリース活動だけでなく、南條は昨年の10月と12月に大きな発表をした。
まず、今年4月に開催されるアリーナツアー“fripSide Phase2 FINAL ARENA TOUR”をもって、約12年間にわたって務めたfripSideの2代目ボーカリストを卒業することを発表。
また、椎名へきるや上坂すみれが所属する声優事務所・ボイスキットへの移籍も報告。
そして、今年12月12日にソロデビュー10周年の記念日を迎える。
彼女にとっては大きな節目の年となるだろう。

「変に焦ったり、悩んだりすることなく。なるべく等身大で10周年を迎えられたらいいなと思います。無理しちゃうと心から楽しめなくなっちゃうから。まず、4月まではfripSideとしての責任を全うしたい。その後、環境が段々と変わっていくことには今、期待感が強いし、どう変わっていくんだろうってワクワクする感じがあって。頑張るところは頑張るけど、無茶はしても無理はせずに、ごきんじょさんたちと一緒に楽しめる10周年にしたいですね

(取材・文/永堀アツオ)

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