菅田将暉“整”が紡ぎ出した言葉に「救われた」の声<ミステリと言う勿れ>

2022/01/18 12:00 配信

ドラマ レビュー

整(菅田将暉)の言葉が胸を打つ(C) 田村由美/小学館(C)フジテレビジョン

菅田将暉主演のドラマ「ミステリと言う勿れ」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)の第2話が1月17日に放送された。周囲で何が起きていようともしゃべらずにはいられない性格の主人公・整(菅田)。今回はバスジャックに巻き込まれたなかで繰り広げた持論が多くの視聴者の心をとらえた。(以下、ネタバレがあります)

整が展開したいじめについての持論に反響


同ドラマは、累計発行部数1300万部を突破した田村由美による同名コミックが原作。天然パーマがトレードマークの主人公・久能整(よみ:くのうととのう)が、淡々と自身の見解を述べるだけで難事件や人の心の闇を解きほぐしていく、新感覚ミステリーとなる。

とことん考え抜く性格の整は、膨大な知識と独自の価値観による持論を展開。第2話では、美術館に向かうところでバスジャックに巻き込まれてしまったが、そこでも整は状況にひるむことなく、自身の考えを繰り広げた。

そんななかSNSで大きな反響を呼んだのが、いじめについての持論だ。

バスジャック犯のガロ(久保田悠来)とオトヤ(阿部亮平)の兄弟の目的は、連続殺人の最初の被害者となってしまった妹の愛珠(白石麻衣)のため、犯人を捜し出すことだった。バスの乗客のなかにその犯人がいるはずとふんでいた2人は、見つけ出そうとするなかで「これまで犯した最も重い罪」について告白するように迫った。

そこでコンビニでバイトをしている淡路(森永悠希)は、子どものころに万引きしていた駄菓子店がつぶれてしまったと明かした。しかし、それはいじめられていた淡路が強制的にやらされていたのだった。

「本当はずっと逃げたかった」という淡路に、整は「どうして、いじめられている方が逃げなきゃならないんでしょう」と言った。そして欧米の一部では、「いじめてる方を病んでいると判断するそうです」と知識を披露した。

現代日本の問題に一石を投じる整の“言葉”。SNSでは「ハッとさせられる名言ばかり」「こんな考え方もあるんだって知ることで救われる人は多いはず…」といった投稿が寄せられ、今回もタイトルがTwitterのトレンド1位になった。