――それぞれ、ご自身のキャラクターについての魅力を教えてください。
佐伯:僕は、グレゴーリオ・ヴァレンティノというイタリア人とのハーフなのですが、まず、イタリア人役が初めてでして(笑)。
葉山:今後もなかなかやらないと思いますよ(笑)。
佐伯:そうだね(笑)。最初に監督もおっしゃっていたのですが、外国の方の距離の詰め方というか、壁の薄さを意識しています。日本人の僕らからしたら、ちょっと「おぉ!?」と思うような瞬間もあるけど、意外とそういった陽気なテンションが楽しく感じたりとか、それで助けられたりとかすることもあって。
そんな誰にでも分け隔てなくフレンドリーに接することができる彼の“陽のエネルギー”が、僕自身も好きなので、ドラマの中でもどんな時でも明るく過ごそうと前向きに努力する人間の明るさみたいなものが伝わったらいいなと思います。
葉山:僕の演じるときたかは、達観しているキャラクター。普通に会話をしてしまうとテンポ良くいきがちなので、ほかの3人と比べて、せりふの間を気を付けたり、スピードを気を付けたり、落ち着きを意識したりして演じています。みんなの行動に後からついていくようなタイプなので、ちゃんと冷静に物事を考えて“落ち着く”ことをテーマに、そこをポイントにしています。
白洲:角崎は、いつもおちゃらけていますが、その行動にも実は理由があります。“八京のために”という思いがあって、すごく情に厚い男なのかなと感じています。あとは、1人のパティシエとして、ものすごく努力家。でも、そういう部分を絶対に人に見せないところが、強さでもあり、弱さでもあると僕は思っていて、そのバランスをうまく演じることができたらいいなと思っています。だから、その分おちゃらけるところは、突き抜けないといけないなと思いながら、苦戦しています。でも、楽しいです。
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
佐伯:厳かだよね。
葉山&白洲:えっ…どこが(笑)!?
佐伯:(笑)。
葉山:すごく良いチームワークができていて、最初からそれを感じていました。普段の現場ではあまり感じられない団結力があるようにも思いますし、スタッフ・キャスト関係なしにコミュニケーションを取っているので、その良さが画にも出ているような気がしますね。
白洲:僕は、少し遅れて入ったんですけど、とにかくキャストもスタッフさんも、全員仲良過ぎなんですよね(笑)。なかなかないレベルです(笑)。大体現場は和気あいあいとやる現場が多いですけど、そのレベルは超えています。
葉山:確かに。“和気和気和気和気あいあいあいあい”ぐらいですね(笑)。
白洲:最初はちょっと驚きました。「なんでこんなに仲良いんだろう?」って。
――その輪にはすぐに入っていけたのでしょうか?
白洲:皆さんが巻き込んでくれました。
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