1月30日、TOKYO FM /JFN38局で放送中の「木村拓哉 Flow supported by GYAO!」放送後、木村のネット番組「木村さ~~ん!」の#183が配信された。
先週23日配信の#182で糸井重里の「ほぼ日の學校」で授業をした木村。今週も糸井とのトークは続き、発売中の木村の2ndアルバム『Next Destination』の収録曲「夜は朝に追われて」の作詞を糸井にお願いした話に。3時間くらい話をすると糸井は「何となく、今の木村くん分かったよ」と仕上げてきてくれたという。「本人が自分のことをカッコイイと歌うのは難しい。だから、なんとか本人が恥ずかしくないようにカッコよくしなきゃ、というのが僕の仕事」と話す。糸井が書いた詞から、「今のこの時代の歯がゆさやもどかしさ、悔しさを、歌詞を読んで歌ってみて感じたし、だからこそもうすぐだよ、という終わり方もしている。それで2月からのツアーも開催しようと思った」と糸井の歌詞に背中を押されたことを伝える。
すると糸井は「照明のことを考えて書いた」とも言い、ライブ会場でこの歌を歌う木村と照明のことを想像し、それを体感したいと思ったそう。さらに「真っ暗な中、自分一人が明るくしますよ、という歌。歌で希望をつなげていくのは大マジック。それをできる人はなかなかいないよ」と言うと、木村は少しの沈黙の後「ありがたき幸せ」と糸井の言葉を噛み締める。
また、すごい速度でアルバムを完成させた木村に「時間はないけど、完成度が高い。そういう仕事のやり方って、SMAPをやっているときからずっとやってるんでしょ。偉いよ!」と。だが木村は、「そのやり方以外知らなかった。SMAPやっているとき、ドラマをやっていて、撮休があるって知らなかった。ドラマの撮影が休みのときに『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)を撮ったりしてたもん」と言い、時間がない中で集中力を高めていくのは、当時からの習慣で培ってきたもので決して偉いわけではない、と話す。
するとマジックとスケッチブックを持っている糸井に木村は、この番組にキャッチコピーが一切ないと話し、キャッチコピーをお願いする。糸井は「木村くんのキャッチコピーじゃないんだよね。木村くんには“いらない”んだよ」と言う。覚えてほしいからつけてもらうもので、木村にはどんなキャッチコピーを付けても“違う”から、つけない方がいい、と言い切る。あえてつけるなら「THE」しかない、と言い、遊びたいなら、と次の案も出し、キャッチコピーを自分のおもちゃとして使った方がいいと言う。
そんな話をしている間に番組のキャッチコピーが糸井の頭の中に浮かんだようで、木村に自身の名前を書かせ、キャッチコピーを完成させる。木村はそのコピーに「間違いない!」と大満足。
短時間で、キャッチコピーを完成させる糸井。その考え方なども垣間見られる貴重な回だ。そして、何気ない会話から新しい企画も続々と出てきて、2人のトークは終わらない。最後に糸井は「ね、木村拓哉面白いでしょ」と言い、番組は終了した。
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