俳優の藤原竜也が、2月8日に都内で行われた映画「ノイズ」公開御礼舞台あいさつに登壇。急きょ電話をつなげての出演となった松山ケンイチとともに、ファンからの質問に答えるなどした。
同作は、筒井哲也による同名漫画を実写化したサスペンス作品。死体の隠ぺいを図った3人の青年を中心に、凶悪犯が持ち込んだ一滴の悪意が、染みのように徐々に平和な島を飲み込んでいくさまを描く。藤原は、過疎化が進む孤島“猪狩島”で黒イチジクの生産に成功した青年・泉圭太を演じる。
登場した藤原は「たった一人の舞台あいさつとなってしまいました」とコメント。寂しそうな表情を見せつつも、SNS盛り上がりを見せている作品に関する感想に触れながら映画について振り返った。
「紳士的な対応で嘘をつく夜神月から、終盤で切れ散らかしてカイジになる藤原竜也」という感想コメントには「いろんな作品が詰まっているんですね、この作品は。そりゃあ見どころ満載だなと思いますけども…」とコメント。
「明らかに一番やばい町長の余貴美子」という感想には、「余さんと柄本明さんの存在感は、この映画にいい意味で異物的な要素、まさにノイズを入れてくれたんじゃないかなと思っていて。ああいう個性の強い役者の先輩たちが、強烈な印象を残す芝居をしてくれると引き締まりますよね」と先輩へのリスペクトを語った。
さらに、「マツケン(松山)としゃべっていたんですけど…」と「柄本さんが現場に入ってくるだけで、スタッフの皆さんがにやにやしたり笑ったりするんですよ。『僕たちもああいう存在感のある俳優さんになりたいですね』と話していました」と
続々と寄せられる感想に「すごいうれしいです」とにっこり。「この状況下で映画館で映画を見てもらえることがありがたいです」と感謝を伝えた。