壮大な世界観から、映像化不可能とされてきた作家・上橋菜穂子のベストセラー小説を、日本屈指のアニメーターが結集して映画化した「鹿の王 ユナと約束の旅」(公開中)。意外にも今回が声優初挑戦となる堤真一が、主人公・ヴァンの声を演じている。
――まずオファーを受けたときの率直な感想を教えてください。
僕は書店で本を買うときに、基本、直感で選ぶタイプなんですね。この原作も直感で選んで読んでみたのですが、ページを進めるごとに物語の世界に引き込まれ、一気に読み切っていました。でも、とてつもなく壮大な話なので、僕自身も普通に映画化するのは難しいだろうと思っていました。それがアニメ映画化され、自分に主人公の声を、というお話をいただきまして。
そこで知り合いの声優・落合福嗣くんに話を聞いてみたら、声優さんたちは収録時間もスピーディーで、本当にプロの仕事をされているんですよね。さすがにそれは自分には無理なので、時間をしっかり取っていただけるのであれば、ということでお引き受けしました。
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