――タイトル同様に、歌詞も「どうせ…」という言葉から始まりながらも、それを覆して独自の道を進む力強さが表現されていますが、日常で「どうせ…」といったネガティブな気持ちを奮い立たせるためしていることがあれば教えてください。
大野:僕は、昔から付き合いのある人と、お酒を飲みながら話すことですね。自分ひとりで考えている時とは違う言葉が聞けるのが刺激になるし、仲間が頑張っている姿を知ることで「自分も頑張ろう!」と気持ちが奮い立ちます。
花村:僕はひたすら制作をします。作り出したものを見ることで、自己肯定感を得られるので、映像を録ったり、弾き語りをしたり、楽曲を作ってアウトプットをする。それをSNSにアップするとみんなもコメントを送ってくれるので、そこで自分を認められたりネガティブな気持ちから救われることが多いです。
工藤:僕は、自分で“締め切り”を作りますね。楽しいことに夢中になると、やっぱりそればっかりになってしまう。だから、例えば「この日までに曲を作ろう」とか、自分にとって必要な“やるべきこと”を決めることで後悔しないように意識しています。
岩岡:僕も工藤さんと似ているんですけど、小学生くらいからやっている自分ルールで「今日これをしなかったら明日から俺は不幸になる」とか考えるんですよ。
一同:えーっ(笑)。
岩岡:いやいや本当に。例えば「来年1年間を棒に振る」とか、もうちょっと小さいことで言うと「明日のご飯はおいしくないものに当たる」とか(笑)。自分のことを背水の陣に追い込むことで真剣になれるし、そうなったら落ち込んだり、「どうせ…」とか言っている場合じゃなくなるので。
――追い込んで行動を起こすことが大事なのかもしれないですね。
和田:その言葉に反するかもしれないんですけど、僕はネガティブになると寝てリセットするので、「自分を奮い立たせよう!」と考えて行動することはないかもしれない(笑)。だけど、ライブでステージに立つと自然と気持ちが上がるので、仲間や応援してくれる人という環境に後押ししてもらっている部分は大きいのかもしれないです。
――EPの話に戻りますが、“推し曲”を1人ずつお願いできますか?
大野:1曲を選ぶのは悩みますね。今までリリース前にこんな聴いたことあったかなというくらい、このEPは聴き込んでいるので。
花村:じゃあ、早いもの勝ちで!
工藤:俺あの曲言っちゃおっかなぁ(メンバーと駆け引き中)。
大野:いや、待って。どうしようかなぁ。
――では、大野さんは作詞をされた「ホンネはJoke」を!
一同:あははは(笑)、強制されてる。
大野:はい! この曲はメロディーがカッコいいからこそ、自分が書くのであれば、少し砕けた方が性に合うと思ったので、イメージとしてはフワちゃんみたいな元気な人が、失敗したり落ち込んだ時に、人前ではその感情を見せられないけれど、この曲を聴くと元気になれる。そんな歌詞を書こうと思いました。
――大野さんご自身と通じる部分があるような…。
大野:ですよね(笑)。でも、自分自身より人に置き換えて考えたほうがイメージしやすかったので。
花村:この詞を見て、自分には書けないなと思いました。すごく仲間との時間を大切にしてきた人の歌詞だなと感じましたね。
工藤:こういったR&B要素のある曲に、ちょっとふざけた歌詞を書くっていうのが雄大の表現方法の1つになってきているのは感じます。
大野:ありがとうございます!