5月10日(水)にテレビ東京系で放送される、特別ドラマ「誤差」の追加キャストが決定した。
東京の街角で事件のニュースに見入る謎めいた女性を松下由樹、旅館に宿泊中に殺害されてしまう妖艶な美女を田中美奈子、繊維会社の総務部長を小市慢太郎、信用金庫の融資係役を宮川一朗太、怪しい湯治客の一人に細川ふみえ、怪しさでは負けていない旅館のおかみを水沢アキが演じる。
さらに、左とん平、酒井美紀、齋藤めぐみなど、ドラマの中で常に印象的な存在感を示す俳優陣が一堂に会する。
同作品は、新潮文庫所収の傑作短編集「駅路」の一遍で、テレビドラマ化は半世紀ぶり。
メインキャストは、山梨県警の刑事・山岡役に村上弘明、山岡とコンビを組む後輩刑事役に剛力彩芽、さらに“死体の声に耳を傾ける”法医学教授・立花役として陣内孝則の3人で、温泉宿で殺人事件が起きたことをきっかけに、事件のからくりをひもとくべく3人が捜査を進めるミステリーとなっている。
■あらすじ
山梨県にある温泉宿「川田屋」で、ある夜、澄子(田中美奈子)の絞殺体が宿泊していた離れで発見される。山梨県警の山岡(村上)は、部下の美里(剛力)と共に現場へ急行。身元が分かるものは一切残されていなかったが、金品は手つかずのまま。
おかみの沙織(水沢)によると、澄子は4日前から夫の忠夫と一週間滞在する予定だったが、忠夫は仕事が入り昨日合流したばかり。今日は忠夫のみ一旦外出。戻った後「家内はよく眠ってるから、そっとしておいてほしい」と連絡を入れて再び外出してしまったという。
なぜか担当仲居の理沙子(齋藤)の姿も見当たらない。
一方、澄子を解剖した法医学教授・亮介(陣内)は吉川線と呼ばれる傷を発見するが、その傷に気になる点を見つける。山岡と美里が湯治客全員を聴取すると、ファーコートを着た怪しい女性を目撃したとの情報が。
また、宿帳に書かれた安西夫妻の住所と氏名はデタラメだと判明。安西夫妻とは、ファーコートの女性は、誰なのか? そして一連のニュースを東京の街角のモニターで見詰める謎の女(松下)の正体は?
そんな中、理沙子の遺体が発見され事件はさらに混迷を極めていく。
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