――今回初共演でダブル主演ということですが、すぐに役柄の関係性にはなれましたか?
坂口:どうだろうね? でも、僕たちがちゃんと話したのって、撮影中盤くらいのゲレンデでソリに乗ったときだったよね?
小松:うん、あのときだったね。30分くらい待ち時間があって、そのときに「やっと話せた」と思って。それまで私は家族とのシーンやみんなで遊ぶシーンとかを撮影していて、坂口くんとじっくり2人で話すタイミングって本当になかったんですよね。
坂口:そうだよね。
小松:私が「泣いたりするシーンで、感情を作れなくて泣けなかったりするときってある?」って聞いたの、覚えてる?
坂口:覚えてる!
小松:そのときに「いや、全然あるよ!」って。坂口くんってドラマも映画も出演されていて、いろんなところでお芝居をしているから、どちらかというと感情をすぐ作れるタイプなのかなと思ってたんです。役者さんによっては、すぐ泣けちゃう人もいるじゃないですか? さっきまですごく笑っていたのに、スタートってなったらもうパッと切り替えて、めっちゃ泣く人…。
坂口:うん、いるね。
小松:スイッチが瞬時に入る人というか。私はそういうタイプではないので、当時これから先の撮影がすごく不安だったんです。感情を剝き出しにするシーンが多くなるから、「大丈夫かな?」って。だから、「坂口くんはどんなタイプの役者さんなのかな?」っていうのがすごく気になっていて。でも聞いたら、「全然(泣けないときもある)」みたいなことを笑いながら言っていたので、その笑顔と言葉に勝手にすごく安心したんです。
坂口:あ、そう?
小松:うん! なんか、良かった〜みたいな。
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