<ミステリと言う勿れ>最終回も菅田将暉ら俳優陣の圧巻の演技で魅了! 予想外の終幕に続編を期待する声も

2022/03/29 11:27 配信

ドラマ レビュー

「ミステリと言う勿れ」第12話より(C) 田村由美/小学館(C)フジテレビジョン

菅田将暉主演のドラマ「ミステリと言う勿れ」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)が3月28日に放送された第12話で最終回を迎えた。エピソードとしては第2・3話の続きという特異な構成だったが、毎回話題になったゲスト俳優陣との演技合戦は今回も健在。Twitterのトレンド1位で有終の美を飾った。(以下、ネタバレがあります)

最終話は2つの物語が展開


同ドラマは、累計発行部数1300万部を突破した田村由美による同名コミックが原作。天然パーマがトレードマークの主人公・久能整(よみ:くのうととのう)が、淡々と自身の見解を述べるだけで難事件や人の心の闇を解きほぐしていく、新感覚ミステリーとなる。

最終話としつつも、ストーリーは第2・3話の続きとなるエピソード2.5の後編となった第12話。前話も描かれた我路(永山瑛太)が妹・愛珠(白石麻衣)の死の真相に迫る様子と、整(菅田)が新幹線で出会った母娘との物語が繰り広げられた。

菅田将暉“整”vs高畑淳子“サキ”


まず、前半に展開した整の話。紘子(関めぐみ)と育ての親であるサキ(高畑淳子)について、手紙に描かれていた“絵”の謎を解き明かした整。しかし、そこには紘子の知らない真実=殺人容疑もあり、整がサキに密かに指摘した。

「通りすがりのあなたは、すべて忘れて」。そんなせりふを吐いた高畑は、それまでの娘を慈しむ“母親”の表情から、娘を守るために人を殺めたと思わせるピリッとした表情に打って変わり、凄みを感じさせた。

この演技に視聴者からは「最終回は、ただただ高畑さんの表情が素晴らしかった」「本当に流石すぎて見てて最高だった」といった称賛が寄せられた。

対して、「僕はけっこう記憶力がいいので忘れません」と返した整だが、そこからじっと見つめ合う菅田と高畑の静かなる対峙シーンもよかった。