――阿波連さんを演じるうえで苦労した点はありますか?
れいなちゃんは声のボリュームは小さいのですが、感情表現が小さいキャラクターではないんです。彼女の中でいろんなことを考えた結果、口数は少ないけどいろんな感情が動いています。なので、 “クールな女の子”といった作り方ではありませんでした。感情の動きはあるんですけど、声の動きは一定というのはすごく難しかったです。
私も演じているうちに楽しくなってきちゃって、「ここはもっとこうしたいな」「このせりふはライドウくんにこう投げたい」と考えると、どうしてもボリュームが上がってしまって。そうすると、音響監督の方から「気持ちは上がるんだけど、声のボリュームは一定で。出過ぎないように」との指導もありました。やっぱり、声の強弱があると“はかれてしまう”ので、声のボリュームを一定にすることは演じるうえで一番心掛けていました。
――ちなみに、水瀬さんは阿波連さんと仲良くなれますか?
仲良くなれると思います。どちらかというと面倒見がいい方なので、大城さん(阿波連さんの幼なじみ)のようなポジションだけど、大城さんより冷静にれいなちゃんと時間を過ごしたいです。れいなちゃんの些細な表情の変化や感情の機微に気付いてあげたいなと思います。
――どんなふうに阿波連さんとの距離を詰めますか?
私もれいなちゃんも食べることが好きなので、グルメ雑誌やサイトを見て、行きたいお店をピックアップして、れいなちゃんの気分に合わせて連れていきたいですね。まずは胃袋つかんで、仲良くなりたいです(笑)。
――水瀬さんご自身はどんな学生生活を過ごされましたか?
れいなちゃんのように自分のペースを貫きたかったんですけど、どうしても空気を読みにいってしまうタイプでした。先頭も最後尾も嫌だから、3分の2くらいを狙いながら過ごしていました(笑)。なるべく、平穏に何事もなく過ごせればいいなと思っていました。
自分から声を掛けて友達になるというよりは、話し掛けてくれた人と友達になるタイプでした。なので、引っ張ってくれた友達には感謝しています。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)