<カムカム>虚無蔵&一子、“ヒロイン”の背中押す言葉に感動の声「カッコいい!」

2022/04/06 11:26 配信

ドラマ レビュー

一子(市川実日子)の言葉が沁みる「カムカムエヴリバディ」第111回より(C)NHK

上白石萌音、深津絵里川栄李奈がヒロインのバトンをつないできた連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。第110回では、ひなた(川栄)の背中を押す伴虚無蔵(松重豊)、そして、るい(深津)を励ます一子(市川実日子)の言葉がしみじみと味わい深い回となった。(以下、ネタバレがあります)

「誰かのことを思ってやる、それだけでいい」


第109回で、アニー(森山良子)こそが安子であることが判明した。第110回では、アメリカに帰国しようとするアニーをひなたが追いかける展開が描かれた。

岡山では、アニーあらため母・安子のラジオでの独白を聴き、ステージを目前に控えたるいの心が揺れていた。

「お母さんに届けるために歌うつもりやった。けど…お母さん自身がもう私に会わへんて決めてるんやったら、歌う意味あるんやろうか…」とつぶやいたるい。ステージを見に岡山まで駆けつけた一子はるいのために茶をたて、「私にもわからんわ、そのお茶に意味があるのかどうか。けどな、意味があるのかないんかわからんことをやる、誰かのことを思ってやる。それだけで、ええんとちゃう?」と語りかけた。

虚無蔵、2022年も元気に登場


一方、第110回冒頭では、2022年現在のひなたが迷っていた。NHKからラジオ英語講座の講師を依頼されたのだ。久しぶりに映画村を歩きながら思いを巡らせていると、「おひなではないか」と虚無蔵に声を掛けられた。

「堅固で何より」と、竹刀を担いで相変わらず元気そうな虚無蔵。思い悩むひなたの心境を見抜き、「なんぞあったか」と問いかけた。