――お二人が善児(梶原善)に討たれるとしたら、どんなシチュエーションがいいですか?
迫田:それはひと思いに。拷問のようなことはやめて、サクッと人生を終わらせてほしいですね。でも義仲はあがくんじゃない?
青木:倒すってことはないんですかね? 太刀を持ってるんで真っ二つに(笑)。
――義経(菅田将暉)のここは直した方がいいという部分はありますか?
青木:義仲としてはやっぱり、なんとも言い難いですね…。
迫田:僕は、やっぱり弟であり、頼朝のところに参じた時は初めて自分の兄弟と会う場面でもあったので、単純に兄弟が増えたことがうれしかったんですよね。たとえ冷たい一面があったとしても、自分の弟だから守りたくなるような存在ではあります。だから直してほしいところは特になくて、弟が出来ないところは僕がフォローするというスタンスですね。
青木:その弟が、いとこ(義仲)を倒そうとしているわけですが…(笑)
迫田:そうですね、真っ先に(笑)
青木:その辺が今後の見どころかもしれませんね。
――頼朝がいなかったらどちらが天下をとっていたと思いますか?
迫田:はい!
青木:はい!
迫田:でもね、頼朝兄さんがいなくなったら順番的に考えても私です(笑)。
青木:兄弟の順番はそうなんでしょうけど、実際に能力があるかどうかは。結果を残してきている義仲としてはね。
迫田:確かに僕はどこからともなく現れて、しれっといるという描写になってますけど、能ある鷹は爪を隠すって言いますからね。
青木:能ある鷹はいつか出さないとダメなんですけどね。
迫田:いつか出るでしょ! でも確かに武将としては、負けます。義仲さんには1対1では負けると思う。でも、違った能力があるんじゃないかな? やっぱり総大将ですから!
――最後にメッセージをお願いします。
迫田:まずは、義仲殿の活躍を楽しんでいただき、その裏とかにいるかもしれない範頼もよろしくお願いします。これからも「鎌倉殿の13人」を楽しんでください! よろしくお願いします!
青木:今日は迫兄のせいでどんよりした天気でしたけど(笑)、お越しくださりありがとうございました。義仲は、自分の周りの人をとても大切にしていて、愛おしい人です。依田城跡を登り、上田の町を見渡したときに、彼が本当に見ていたであろう地形を一緒に見ることは本当に幸せでした。精一杯ドラマでは演じさせていただきましたので、楽しみに最後までご覧ください。
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