――初共演ということですが、お互いの印象はいかがでしたか?
工藤:なんでも出来る姉。役者として、シリアスなものからコメディまで振り幅がものすごく広いですし尊敬する方です!
坂井:私も工藤くんはすごく好きな役者さんですので、ご一緒出来るのが嬉しかったです。それに、情報番組など人となりが出る番組でも、素晴らしい人間性や熱い心の持ち主と感じていたので、特にこういう人間ドラマが見どころであるリアリティ番組にはふさわしい方だと感じました。
私のほうが年上で、スタッフさんからも「坂井さんが引っ張っていって下さい」と言われていたんですけど、初のホストで不安もあったなかで、たくさん助けていただきました。
――番組内では、ベイカー数名が制限時間内に指定されたパンやお菓子を作り、順位付けがされるわけですが現場の様子はいかがでしたか?
坂井:ベイカーさんそれぞれに、家族や恋人や友だちなど“誰かの為に作りたい”という思いがあって、その思いをもって一生懸命になる姿は胸が熱くなりました。私も子どもがいるので、お子さんのためにと頑張っているベイカーさんのことは特に、感情移入してしまったり。ベイカーさんたちの人となりを知れば知るほど、家族に近いような感情が芽生えてきました。でも、ホストとしてベイカーのみなさんとよい距離感でいられることを心がけなければと思っていました。
工藤:僕もベイカーさんの思いや人となりを知ることで感情移入をしてしまいました。ただ、お菓子作りにかける熱量はみなさん一緒なので、見てくださる方には、それぞれのドラマを見ていただきたいですし、番組の中で“人って短期間でこんなに変われるんだ”ということにも注目してほしいです。逆に僕たちがベイカーのみなさんから元気やチャレンジする勇気をもらえたと感じています。