自分自身のベイカー度はゼロなので僕は食べる専門です(笑)
――作り手の思いに触れることで、お菓子やパンをいただく上での感じ方は変化しましたか?
坂井:お菓子作りは、その時の気温によっても左右されたり、時間の使い方も繊細でなければならず、きちんとした知識や技術が必要なもので、本当に奥が深いものだと思いました。メレンゲの泡立て方の違い1つで完成度は大きく変わってくるんですよね。お店に並ぶお菓子を見る目も完全に変わりました(笑)。
――審査員を務めた鎧塚俊彦さんと石川芳美さんとの共演はいかがでしたか?
工藤:審査員の鎧塚俊彦さん(パティシエ)や、石川芳美さん(日仏ベーカリーグループのオーナー兼パン職人)のお店にも行かせていただきますが、改めて芸術だなと思うようなものばかりで。鎧塚さんにベイカーのみなさんが作っている最中に話を聞くと、みなさんが30分という制限の中で作るお菓子も、10分かけずに作るとおっしゃっていて、改めて技術面でもプロのすごさを目の当たりにしました。
――お二人の“ベイカー度”はどれくらいですか?
坂井:学生時代は、バレンタインの時にチョコを溶かして型に流したりしました(笑)。今は時々子どもと一緒にクッキーやシフォンケーキを作ったりします。子どもの成長に合わせて一緒に出来るものを考えるのは楽しいですね。ただ、シフォンケーキは、1回もまともにふっくらしたことがなくて(苦笑)。子どものためにステキなケーキを作っているベイカーさん、尊敬いたします。
工藤:子どもの頃に、家族で生地を練ってドーナツやパンケーキを作った記憶はあるんですけど、自分自身のベイカー度はゼロなので僕は食べる専門です(笑)。
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