――古谷さんは「コナン」をはじめ、ご長寿作品も多く出演されています。同じキャラクターを長く演じ続けることの醍醐味とは?
古谷:一言で言うと、たくさんの人生を共有できるところです。演じた数だけ、バーチャルではありますが、僕としては体験しているんですよね。普通の人では絶対体験できないようなことがいっぱいできる。「コナン」だけでも、モノレールの線路の上を走っちゃったり、観覧車の上で戦っちゃったり(笑)。それが一番の魅力であり、醍醐味じゃないですかね。それは短い作品もそうですが、長く演じれば演じるほど一人のキャラクターの人生に共感し、共有できる。それが声優ならではの醍醐味だと思います。
――それでは最後に、古谷さんから安室透にメッセージを贈るとしたら、どんなメッセージを贈りたいですか?
古谷:「あんまり頑張らなくていいよ」って言ってあげたいですね(笑)。「ゼロの日常」は“日常”と言いつつも何かしら起こって、そこに関わることになって、頑張らなきゃいけなくなる。しかも“90分しか眠らない”とか、“懸垂を500回やる”とか、やめたほうがいいんじゃないかなぁ(笑)。「もっと体を大切にしたら?」って思っちゃいますけど、徹底主義ですからね。だからこそ、ハロの存在があって本当に良かったなと思えます。
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