高橋ひかるが「おんな城主 直虎」でドラマデビュー「タイムスリップしたような気持ちになりました!」

2017/05/17 07:00 配信

ドラマ

柴咲コウ主演の大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK総合ほか)に、高橋ひかるが演じる謎の美少女・高瀬が登場する。高瀬は母親を亡くし、父親を頼って井伊谷へとやってくるのだが、その父親が亡き直親(三浦春馬)だと言うのだ。井伊家の人々が戸惑うが、高瀬は屈託のない笑顔でみんなの心を引き付けていく。そんな高瀬を演じる高橋にインタビューを行った。

大河ドラマ「おんな城主 直虎」で高瀬を演じる高橋ひかる撮影:石塚雅人


――今回、演じる高瀬はどんな女の子でしょう?

身寄りのない立場ですが、それを感じさせない明るい女の子です。思い立つとすぐ行動に移る天真爛漫なところは直虎の幼少期に似ていて、私自身とも共通する点です。私は小さい頃から天真爛漫というか、うっかりしているところがあって、小学校のときはガラスの扉に突進してまったこともあるんです(笑)。考えごとをしながら歩く癖があって、今でもいろいろぶつかりそうになるので、撮影現場でも前方に注意するようにしています(笑)。

――高橋さんは'14年の全日本国民的美少女コンテストで優勝されて、芸能界入りされたのですが、きっかけなどを教えてください。

当時習っていたダンススクールの先生に勧められてコンテストに応募したんです。受賞して最初はアイドルや女優などの具体的な目標はなかったんですが、映画やCMのお仕事をさせていただき、さまざまな作品を見ているうちに女優になりたいと思うようになりました。自分でも泣いたり、笑ったり、元気をもらったりするので、人の気持ちを動かせる女優さんになりたいと思っています。

――連続ドラマも時代劇もこれが初挑戦ですが、最初は相当緊張したのでは?

すごく緊張していましたが、もともと歴史が好きなので楽しみでもありました。衣装を着て、セットに入ると戦国時代にタイムスリップしたような気持ちになりました。最初のシーンは南渓和尚を演じる小林薫さんとの撮影だったのですが、優しく話しかけていただき緊張がほぐれました。

直親の娘だと言って現れた高瀬。直虎は真偽を確かめることにする


直親の娘だという少女・高瀬が井伊谷にやってくる(5月21日放送より)(C)NHK


――時代劇ならではの所作に、苦労はしませんでしたか?

事務所のレッスンで所作は勉強していましたが、高瀬は元々百姓なので、所作も話し方も姫とは違うので苦労しました。それで悩んでいるとき、柴咲さんにアドバイスをいただいたんです。目線ひとつで百姓の高瀬と城主の直虎の身分の差が分かるから、胸元などを見るといいと。なるほど!と思いました。撮影は毎日勉強することが多いですが、すごく楽しいです。

――笑顔からも楽しさが伝わって来ます。かなり所作も身についたのでは?

はい。ロングスカートで座るときに着物のような所作をしてしまったことがありました。あと、百姓の返事は「へえ」なんですけど、家でお母さんに「へえ」と答えてしまって。私はそれだけ高瀬役になじめたんだなと嬉しかったんですけど、お母さんには「なんで、へえ?」とツッコまれました(笑)。

――今後の展開としては、高瀬は本当に直親の娘なのか?というところに注目が集まると思います。

そうですね。私としては高瀬が直親の娘と名乗っているので、直親らしい明るさや屈託のなさを失わずに演じて行きたいと思っています。ぜひその表情に注目して見てください!