玉木宏、映画版「極主夫道」に自信「最後まで笑っていただける作品になっている」

2022/04/20 06:20 配信

映画 会見

玉木宏が映画「極主夫道 ザ・シネマ」のカチコミ!最速試写会に登壇した 撮影:田中隆信

映画「極主夫道 ザ・シネマ」のカチコミ!最速試写会が4月19日に都内で行われ、玉木宏川口春奈MEGUMI竹中直人が登壇した。

伝説の極道が足を洗って選んだ道は“専業主夫”だった。おおのこうすけの同名コミックを原作に、2020年に連続ドラマとして日本テレビ系で放送された「極主夫道」が映画化。

共演の吉田鋼太郎&松本まりかを絶賛


主人公・龍を演じる玉木は「この作品が映画化されるとは想像もしてなかったので、『まさか!』という気持ちと、映画でスケールアップできる喜びを同時に感じました。ただ、スケールアップしていますし、まだまだ窮屈な世の中が続いていますけど、それを少しでも忘れていただけるような内容になりました」と、映画化されたことへの驚きと、完成した作品への自信を感じさせた。

龍の妻・美久役の川口も「またみんなに会えるんだ!とか、またこの世界に浸れるんだ!ってうれしかったです。撮影に入ってからもやっぱり楽しくて、あっという間でした」と映画化されたことを喜び、撮影時を振り返った。

龍をはじめ、元々濃いキャラが多い作品だったが、映画版の新キャラたちも負けないぐらい濃いキャラばかり。

龍と対立するイタリア風マフィア・近藤を演じるのは吉田鋼太郎。玉木は「本当に鋼太郎さんはパワーがある方だなって。胡散臭さもあるし、この役ができるのは鋼太郎さんだけだと思いました。お芝居のパワーが強いので、飲み込まれないように気をつけました(笑)」と、吉田の演技の迫力を絶賛する。

龍をめぐって、美久を恋のバトルを繰り広げる元レディース・虎春役を演じた松本まりかについて、川口は「めちゃくちゃキャラが立っていましたね。でも、美久も『龍っちゃんだけは奪われたくない!』って負けないように頑張りました(笑)。ドラマの時から被害妄想がヒドいんですけど、今回もかわいらしい美久の一面が伝わればいいなと思っています」といい刺激を受けたと明かした。

映画「極主夫道 ザ・シネマ」のカチコミ!最速試写会より 撮影:田中隆信


竹中直人、志尊淳との共演に「かわいくてかわいくて(笑)」


他にも、かりゅう保育園の園長・白石役で安達祐実が出演。MEGUMIは「みんながドスを効かせたり、大きな声でケンカをする中、その大きな声を止めるぐらいのとんでもない迫力でお叫びになられていました。女性であそこまで振り切ったお芝居をされる方はなかなかいらっしゃらないので、さすがだなって感動しました」と、安達との共演シーンを回顧。そして、「声量っていうか、“生き様”ですね」と、安達の演技のすごさの真髄を語った。

派手な衣装で登壇した江口菊次郎役の竹中直人は、映画版でも雅役の志尊淳と共演できたことがうれしかったらしく、「淳くんとは3回目ぐらいの共演で、舞台も一緒にやっていたりしたので、かわいくてかわいくて(笑)。でも今回、二人の絡みがあまりなかったんです。それが残念だったんですけど、かわいかったです(笑)」と発言して会場を和ませた。

最後は玉木が「本編を見終わった後のエンドロールで、ジャッキー・チェンの映画のようにNGシーンがバーっと出てきます。そこがすごく昭和っぽさを感じさせる部分でもありますが、そこに出てくるMEGUMIさんが僕は大好きで(笑)。だから、最後の最後まで気を抜かず、笑っていただける作品になっていると思います。今日は貴重な時間を頂きましたが、きっといい気持ちで帰っていただけると思いますので、最後までしっかりとご覧ください。ありがとうございました」と観客にメッセージを届けて締めくくった。

映画「極主夫道 ザ・シネマ」は6月3日(金)より全国公開。

◆取材・文=田中隆信