【試写室】「櫻子さん」藤ヶ谷太輔の“心の声”センスに嫉妬

2017/04/30 04:00 配信

芸能一般 コラム

「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」で30回目の連続ドラマ主演を務める観月ありさ

「感情が顔に出やすいよね」と言われることがよくある。

それは、イラッとすることを言われ、言い返そうか返すまいか悩んだ揚げ句、言い返さなかったときに心の中で相手をののしったり、街できれいな女性を見かけて「この人うっかり俺にほれてくれないかな~」と、つい妄想しながら鼻の下が伸びているからか…(キモイな)。

そういう感じで、一見ポーカーフェースを装っているものの、心の声がだだ漏れてしまっていることはよくある。そんな“心の声”業界で、いま注目の人物がKis-My-Ft2藤ヶ谷太輔だ。

各局で放送されているドラマやバラエティー、アニメなどを事前に完成DVDを見て、独断と偏見とジョークに満ちたレビューで番組の魅力を紹介する、WEBサイト・ザテレビジョン流「試写室」。今回はその藤ヶ谷も出演する、観月ありさ主演ドラマ「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」(フジテレビ系)を取り上げる。

4月30日(日)夜9時からの第2話では、九条櫻子(観月)の邸宅に招かれて食事を終えた館脇正太郎(藤ヶ谷)は、立ち寄ったコンビニの前で幼い少女を見かける。

深夜だというのに、少女はパジャマ姿で素足のままで、何を聞いても要領を得ないことを話す。親の姿もなく交番も遠いため、正太郎は刑事の山路輝彦(高嶋政宏)に連絡を取ると、ひとまず少女を櫻子の邸宅に連れ戻る。

その後、山路と若手刑事・近藤卓也(細田善彦)がやって来るが、少女は直前まで合コンをしていて酒臭い山路を嫌がり、なぜか櫻子に懐く。櫻子は、少女が過去に左手を骨折していたが、適切な処置がされていなかったことを見抜く。さらに、背中には引っかいたような痕も残っていた。

翌日、櫻子、少女と出勤した正太郎は、磯崎齋(上川隆也)や志倉愛理(新川優愛)らに、身元が分かるまで少女をここに滞在させてほしいと頼む。少女は、博物館の骨格コーナーを見て回ると、クジラの標本に目を輝かせる。

櫻子は、クジラの巨体さえも一切の無駄なく支え動かすことのできる骨の素晴らしさを説明。少女も、なぜか興味を示す。その頃、近藤が少女の身元を突き止める。

正太郎は櫻子、愛理と共に柚胡香(ゆうか)という少女の自宅へ向かうことに。正太郎は山路らを待った方がいいのではというが、櫻子は呼び鈴を押す。返事はなく、ドアの側には鍵が落ちていた。不審に思った櫻子がドアノブを回すとドアが開き、中から異臭が。驚く正太郎に、櫻子はこれは血の臭いだと言って柚胡香を遠ざける…。