――そして主演の木村さんとはSPドラマ「教場II」(2021年、フジテレビ系)以来の共演ですが、今回は木村さんとのシーンはなさそうですか…?
ないんです…!現場でもお会いできなかったですし、廊下ですれ違うこともなかったので悲しいんです…。「教場」では先生・生徒の役としてたくさんの時間を過ごせたんですけど、今回は画面越しの再会ですね。でも、木村さんが私のことを見守ってくれていると祈って演じました。
――直接の共演はなくても、木村さん演じる桐沢にとっては大きなきっかけになる、重要なキャラクターですからね。
木村さん演じる桐沢に“バトンを渡す”重要なキャラクターということで、とても光栄なことだなと思いました。ドラマの後半に子どもを職員室に見せにくるとか、産休明けで仕事復帰するとか、そういうシーンがあったらうれしいな…。その時こそ、木村さんにお会いしたいです!
――ちなみに、木村さんが座長の現場はどういう空気感なんですか?
木村さんは、普段すごく優しくて気さくで、自分より周りのことを第一に考えてくれる方です。ただ、前回共演させていただいた作品は警察学校が舞台で厳しい教官の役、今回はボクシング部のコーチ役で、そういうストイックな役に入っている時の木村さんはとても緊張感があります。
役として分かち合うシーンがくるまではあえてあまり談笑しない。カメラが回っていないときや、リハーサルの時にも役としての指導をしてくださるんですけど、一貫して役に誠実に向き合っているイメージはあります。緊張するんですけど、褒めるときはすごく優しく褒めてくださるので、メリハリが本当にすてきです。
――メリハリは大事ですよね…。では、涼子のキャラクターも含めて第2話の見どころを教えてください。
「未来への10カウント」は、本当にいろんな人たちのドラマが詰まっている魅力的な作品です。桐沢の人生がこれからどういう方向に進んでいくのかとか、生徒たちの思いとか、先生たちからの生徒への思いとか、こんなにいろんな人たちの熱い思いが詰まった作品ってあまりないですよね。シリアスな場面もたくさんあるんですが、職員室でのやりとりとか、涼子にも面白いシーンがあるので、そこは笑いながら見てほしいです。
コロナ禍で次に進むことが怖かったり、億劫になったり、未来へ向けてネガティブな気持ちでいる人が多いと思うんですけど、私もこういうパワーのある作品に出合えて、心が震えたので、ちょっと前を向く力が足りてないな、という方はこの作品を見て元気をもらっていただけたらうれしいです。
――では、2022年は寅年ということで今後トライしてみたいことは?
自分に合った声域を探すこと、ですかね。ボイトレにたくさん通って、自分の声の上手な出し方を知りたいです。今もボイトレはしているんですけど、目的によってトレーニング方法も全然違うので。私は歌が好きなので、歌い方のレッスンを受けて自分を磨いていきたいですし、舞台にも挑戦してみたいので、映像作品と舞台の声の出し方の差についても研究してみたいです。
――ちなみに以前されていたギターはまだ続いていますか?
こっそりずっとやっています。いつか弾き語りでライブをしてみたくて、かなえたい夢の一つです。
――おおっ!それは昔の高月さんを知っている人にとっては感慨深いでしょうね。
bump.yの頃を知っているファンの方からは、当時の曲を弾いてほしいというリクエストも多いですね。それもあって「COSMOの瞳」は練習しました! ファンの方がコードを起こしてくださったので、練習できたんですけど、他は分からないので練習できていないです(笑)。それ以外にもだいぶレパートリーは増えましたが、まだまだ練習が必要なので、毎日触っています。
――どんな曲を弾くんですか?
尾崎豊さんに憧れて尾崎さんの曲ばかり弾いていたんですけど、最近はSaucy Dogさんの「シンデレラボーイ」とか、瑛人さん「香水」とか、割と新しいポピュラーな曲を練習しています。いつかInstagramに弾き語りをアップしたいんですけど、まだまだ…練習しなきゃって感じです。
――これはファンの方も期待しちゃいますね。
そうですね。近いうちに絶対インスタにアップします!
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