萩原利久、アジアを中心に海外での人気拡大に喜び「自分の世界をどんどん広げていきたい」<インタビュー>

2022/04/28 06:00 配信

ドラマ インタビュー 独占

「探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~」に出演する萩原利久撮影=後藤利江/ヘア&メーク=カスヤユウスケ(ADDICT_CASE)/スタイリスト=Shinya Tokita

滝藤賢一演じる千曲川光と広瀬アリス演じる十川一華の凸凹コンビが活躍する「探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~」(毎週木曜夜11:59-0:54、読売テレビ・日本テレビ系)。ほんの些細な違和感を察知し、まだ仕掛けていないトリックを解き明かし阻止してしまう痛快コメディ・ミステリー。美津山財閥の2000億円の財産を巡り、命を狙われることになった一華とボディーガードの千曲川。さまざまな弊害を乗り越えていくが、一華は美津山家の跡取りである美津山宗介(萩原利久)、そして会社の先輩の大谷和馬(塩野瑛久)のことが気になり始め揺れ動く…。今回は、宗介を演じる萩原利久に直撃インタビュー。ドラマについて、俳優を目指すようになったきっかけ、憧れの人について語ってもらった。

「探偵が早すぎる」の現場は刺激的

――「探偵が早すぎる」シリーズは見ていましたか?

はい、見ていました。何と言っても千曲川と一華、家政婦の橋田さん(水野美紀)との掛け合いが面白くて、イチ視聴者として楽しんでいました。ただ、自分がこの作品の世界に入るとなると、当然不安はありました。ここまでのコメディを演じたこともないですし、どうやって3人の会話に入っていこうかなと…。よかったのが、僕が演じる宗介はシンプルにコミュニケーションが苦手なタイプの男性なので、3人とはまた違った立ち位置で参加できたこと。まだ序盤ですが、宗介らしさを見つけて作品に馴染んでいきたいです。

――宗介を演じる上で気をつけていることを教えてください。

あえて自分の素を出さないようにしています。役によっては共感できることを探って自分のリアルな感情を色づけしますが、今回は僕という人間を出すより宗介というフィルターを挟んで感じていることを表現した方がより宗介らしいかなと思っています。宗介を見ていて感じる“人とは違ったズレ”は、無理矢理作るより自然と出てくる方が面白いと思います。なので、自分という佇まいや感情を削ぐ作業をしています。

――滝藤さんや広瀬さんのアドリブ満載のような掛け合いを見ていて参加したくなったりしますか?

その気持ちはちょっとあります(笑)。でも宗介だとそうはならないので、ここはガマンだと。しかし滝藤さんと広瀬さんは相手に対して常にフルパワーのものを投げてくださるので、投げてもらったものをこぼさず受け取り、宗介なりに返したいと思っています。掛け合いは受け手もかなり重要だと思うので、いい受け皿になっていければ。そしてそんなお二人の姿を見て、勉強にもなるし吸収するものもたくさんあると感じています。すごく勉強になる楽しい現場です。

――同世代がほとんどいない現場ですが居心地はいかがですか?

現場で年下なのはすごくラクです。言い方はあれですが、“失敗できる”というか。みなさんがお上手なので、失敗を失敗じゃなくしてくれるしチャレンジしやすいです。ちょっと甘えられる部分もあって。あとはすごく刺激的。台本を読んで現場に行っても、僕が想像している以上のものが飛び出てくるんです。そういうとき、自分は初見で受けるしかないので「もうちょっと想像すればよかった!」と感じるんですが、楽しくもあります。本当にありがたい環境です。

――今回はミステリー作品ですが、ミステリーは好きな方ですか?

結構、見たり読んだりします。 “考察”をするのが好きなんです。まぁかなりの割合で外れるんですけど(笑)。ミステリー小説を読むときは、途中で一度本を置いて、どうなるかを考えてからまた読み始めるという感じ。それは漫画やドラマでも変わらないです。今回の物語は、ミステリー要素がありながらも笑えるので、肩に力を入れず深く考えずに見ていただけるのではないかと思います。そしてシーズン1と違い、今回は恋もキーワードになっています。パワーアップした新たな面も楽しんでいただきたいです。

俳優を志したきっかけ


――萩原さんといえば子どもの頃から数多くの作品に出演されていますが、そもそも俳優になるきっかけは何だったのですか?

子どもの頃は単純に目立ちたかったです。小学生のころ、小島よしおさんがめちゃくちゃ流行っていて、小島さんに会って友達に自慢してチヤホヤされたいというのが動機だったかも(笑)。そのときは将来俳優になりたいとは全く考えていなかったです。ただ中学1年生のときに出演させてもらった「運命の人」(2012年TBS系)で変わりました。初めて大人しかいない現場だったので緊張していたのですが、そのときのお兄ちゃん役だった菅田(将暉)くんが本当によくしてくれて。そしてお芝居をしている姿を見て、僕もちゃんとやってみたいという感情が生まれました。あれは明確なスイッチでした。それから菅田くんと同じ事務所に入りたくて履歴書を送りましたし、すごく大きな出会いでした。

――途中で、俳優の仕事を辞めようとは思った経験はありますか?

そういう感情はあまりなかったですね。この仕事はどんな感情も活かせるので、たとえイヤなことがあっても“これは後々活かせるんじゃないか”と思いながら過ごしていました。どちらかというと、プライベートを味わっているときは“ストックする時間”という感覚。学生生活も仕事もしつつでしたが、すごく楽しんでいました。基本、ポジティブマインドなんです。そしていつでもチャレンジャーでいたいという思いがどこかにあって…。知らないことを経験できるのは本当に楽しいです。なので年齢を重ねてきて、役に幅ができてきたのは本当にうれしいです。これからももっと色んなことをやっていきたいです。

「探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~」に出演する萩原利久撮影=後藤利江/ヘア&メーク=カスヤユウスケ(ADDICT_CASE)/スタイリスト=Shinya Tokita