――昨年出演した「美しい彼」(2021年TBS系)はアジアでも人気が出ましたね。
そうなんです。日本の方はもちろん、アジアを中心とした海外の方にすごく見ていただいて本当にうれしかったです。SNSで日本語ではない言語の方からコメントをいただいたりすると、違う国にいる人に自分たちが撮った作品が届いているんだと実感が湧きました。そして、文化が違う中でどう楽しんでいるのかすごく興味を持ちました。あれは学生の話でもあったので、きっと感じ方って違うと思うんです。共感できるポイントだったり、逆に共感できないから面白いところもあるはず。そういうところを教えてもらいたいなと思いました。
――語学の勉強をしたいと思いましたか?
コメントを読めるようになりたいと思いました。そして次は自分で発信して、最終的には話せてコミュニケーションがとれるようになれたら最高ですね。今は中国語の方が多いから、できたら勉強したいと思っています。語学ができると一瞬で外の世界と触れあえると分かったので。自分の世界をどんどん広げていきたいです。
――エンターテインメントの力を再確認した感じですね。
それこそコロナ禍になり、エンターテインメントは直接命を救うことはできないけど、存在することで救われている人もたくさんいるんだと感じました。日常の中で笑える瞬間ってすごく大事。なので今まで以上にやりがいを感じるようになってきたかもしれないです。
――仕事をする上で常に心がけていることはありますか?
誠意のあるものにはきちんと返していきたいと思っています。僕は一生懸命な人が好きで、僕も常に一生懸命でありたいと思っています。目の前にあることに真剣に取り組んでいる人ってカッコいいじゃないですか。そういう気持ちは変わらずありたいと思っています。
――目標としている人はいますか?
僕はNBAのゴールデンステート・ウォーリアーズに所属しているバスケットボール選手、ステフィン・カリー選手が大好きなんです。そして昔から、彼のようになりたくて。ひとつの物事に対してどこまでも追求していく探究心だったり、楽しいことはとことん楽しむ姿勢だったり。そういうものは、バスケットボール選手と俳優という違うジャンルでも通じるものがあるんじゃないかと思っています。彼が人を魅了していく姿は本当に人間としてカッコいいですから。
――バスケットボールがすごく好きなんですよね。
もう毎日NBA漬けです。勝敗であからさまに朝のテンションが変わってしまうのが最近の悩みではありますが(笑)。将来は、アメリカに住んで、いつも現地にいるユニフォームを着たおじいちゃんになりたいです。ドラマのように2000億円の財産がころがりこんできたら、絶対に渡米しますよ(笑)。
取材・文=玉置晴子
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)