5月13日(金)に公開されるウルトラマン55周年記念作品「シン・ウルトラマン」のレッドカーペットイベントが5月9日に都内で開催され、キャストの斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、早見あかりの他、メガホンを取った樋口真嗣監督が黒のスーツや白いドレスに身を包んで登場。ウルトラマンの身長と同じ長さのレッドカーペットを歩き、ファンとの交流や記念撮影を楽しんだ。
同作は、現代日本を舞台に誰も見たことのない“ウルトラマン”が、初めて降着した世界を描いた空想特撮映画。約3年の月日をかけて完成にこぎつけた。
公開週を迎え、斎藤は「本当にすごい映画を見た時は言葉にならないんだなというのを感じました。映画はお客さんのものなので公開を迎えて皆さんと一緒に育っていく姿を見ていきたい」と思いを語ると、樋口監督は「5人が同時に同じ試写会を見て、『う~ん』ってうなるので、言語化しないのか言いたくないのかと悩んだんですけど、そうじゃないことが分かって安心しました」と安堵(あんど)の表情を見せた。
映像を見た早見も「言葉にすることができません、圧巻でした」と強調すると「出来上がった作品を見た時に3年かかった理由はここにあったのかと思うほど、実際に見て納得できる作品でした」とコメント。すると、3年という言葉に反応した有岡は「出演すると発表されてから、あの撮影はどうなんだとたくさんの質問を頂いていたのですが、ノーコメントを貫くのはとても苦しかった。早く一緒にウルトラマンの話ができるのが楽しみです」と本音を明かした。
また、作品について聞かれた西島は「今の子どもたちに何を伝えられるかを考えて作品を作りました。その思いが作品にこもっているので子どもたちに見てほしい」と答え、「僕はウルトラマンを子どもの頃に再放送で見て熱狂していた世代。その僕が大人になってまったく同じように最初からすごいと思いながら楽しめた作品なので大人の方も見てください」とアピールした。
最後に、長澤は「ウルトラマンと言えばヒーローというイメージ。参加させていただいて、ウルトラマンの格好良さや美しさにほれぼれしました。ぜひ楽しんでください」と語り、斎藤の「『シン・ウルトラマン』、劇場へ!」という掛け声でイベントを締めくくった。
◆取材・文=永田正雄