<シン・ウルトラマン>“異様”メフィラス星人秘話 山本耕史「床から少し浮いているような…」

2022/05/26 21:09 配信

映画 会見

「シン・ウルトラマン」舞台あいさつより撮影:田中隆信

5月25日、映画「シン・ウルトラマン」の大ヒット御礼記念舞台あいさつが東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、“ウルトラマンになる男・神永新二”役の斎藤工、神永の相棒・浅見弘子役の長澤まさみ、通称“禍特対(カトクタイ)”の班長・田村君男役の西島秀俊、同じく禍特対のメンバー・滝明久役の有岡大貴、船縁由美役の早見あかり、外星人・メフィラス役の山本耕史、監督を務めた樋口真嗣が登壇した。

異様な存在感で大きな話題


独特な話し方と異様な存在感で大きな話題となっている“メフィラス”役の山本は、本作での舞台あいさつは初登壇だったが、最初のあいさつで「メフィラス星人、山本耕史。割と響きが似ている気がします」と言って場を和ませた。

撮影時については、「クランクインした時、公園のブランコに座っているという設定で、自分なりに動いてみたりしたら、監督が『そんな感じで』と言ってくださいました。前に柵があったので、『パッとそこに立って、人間ではできないことをやったらどうですか?』と聞いたら、『なるべく人間になじんでいるようにしたいので、それは無しです』と。僕の中では床から少し浮いているようなイメージでやっていました。人間に寄せながらも、中身はトリッキーなことをやるようなイメージで演じたので、バランスがいい感じになったかなと思います」と現場で監督と話し合って役のイメージを固めたことを明かした。

メフィラスを演じる山本耕史(C)2022「シン・ウルトラマン」製作委員会 (C)円谷プロ

余計な動きをしない


演じる上で心掛けたことについては、「気をつけたのは“余計な動きをしない”ということ。人間ってしゃべる時に手を動かしたり、息を吸ったり、いろいろしていますけど、そういうのをなるべくやらないようにしました」と明かした。

そして、斎藤に向かって、「それはウルトラマンの工くんもそうですよね」と語りかけると、斎藤は「僕のほうは、メフィラスとは違うタイプの外星人と地球人とのミックス。最初はフィギュアっぽい感じでした。神永の肉体をコントロールできていない神永と、耕史さんがクランクインした時に現れたメフィラス。地球の者でない二人の違いに衝撃でした」と、“外星人”でもそれぞれが違う表現をしたことを語った。