小栗旬が主演を務める大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第21回「仏の眼差し」が5月29日に放送された。この回で、この世を去ることとなった義時(小栗)の妻・八重を演じた新垣結衣がコメントを寄せた。
――息子・金剛への思いを教えてください。
金剛(森優理斗)と一緒に撮った「母上は金剛の母上なのに自分だけじゃダメなのか」というシーンは、少し言いづらそうにするという演出だったんです。それだけ思い切らないと、金剛が自分の願望のようなものを素直に発言できない状況になってしまっている、ということに気づいた瞬間は、「本当にごめん」という気持ちになりました。
でも、身寄りのない子どもたちを助けてあげたい、つらい思いをしている人たちを助けてあげたいというのは、八重が新しく見つけた生きる意味のようなものなので、金剛には我慢をさせて本当にかわいそうなことをしているなと思いました。
――義時が新たに預かってきた少年・鶴丸との出会いについては?
鶴丸と出会った瞬間は「(かつて失った息子の)千鶴丸と名前は似ているな」というようなことは思ったかもしれませんが、そこまで運命というものは感じていなかったと思います。でも、川で鶴丸が溺れてからのシーンで、千鶴丸と鶴丸が重なってしまって、周りが見えなくなるというか、千鶴丸が自分の元から離れてしまった時に一瞬、八重の中で時間が戻ってしまったような感じだったのかなと思います。
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