「半透明なふたり」という作品ができました。見ていただく方々にどのように感じていただけるかは、僕にも分かりません。
浜崎監督というユーモアのある監督が脚本を書かれて、監督・編集されて、伝えたいことは何なのか、半透明な二人はどこへ向かうのか、昨今の正体不明なモノに対して一石を投じるエンターテインメント作品になっていると思います。楽しんでいただけたら幸いです。
この作品は短編映画ではあるんですけど、皆さんが見やすいようにモノクロだったりとか、ダンスシーンで感情を伝えたりとか、すごくメッセージ性の強い作品ではあるので、少しでも多くの方に何か感じてもらえたらいいな、というふうに思います。
水色と空色はかなり近い色なのですが、今回の主人公「龍也」とそれに寄り添う「文」。不器用にしか生きられない二人が、お互いに相手の中に自分との共通部分を見つけることで自分自身と向き合い、共に成長していく姿をイメージして作りました。
ぜひ映像と共に何度も聴いていただき、この曲の歌詞の世界も味わっていただければと思います。
今、世の中は傷ついています。コロナ、戦争、大災害…。身近なところでいうとSNSでの誹謗中傷。いろんなことが窮屈で、鬱屈としたこの時代に前向きに生きていける希望になれるような作品を作りたいと思いました。
主人公は傷ついた(ハンディキャップを背負った)男女。半分ずつの、半透明な彼らの出会いと再生の物語です。