真彩希帆がNHKオーディオドラマを手掛ける藤井靖にインタビュー!宝塚とオーディオドラマの縁も明らかに【連載:真彩希帆の知りたい!芸の道#9】

真彩希帆がNHKオーディオドラマのプロデューサー兼ディレクターの藤井靖にインタビュー! 撮影=後藤利江

2021年4月に宝塚歌劇団を退団し、新たな“芸の道”に踏み出す真彩希帆が、「今、会いたい人」にインタビューし、芸の道を極めていく連載「真彩希帆の知りたい!芸の道」。

第9回目のゲストは、NHKオーディオドラマのプロデューサー兼ディレクターの藤井靖。真彩が宝塚歌劇団を退団してすぐに出演したオーディオドラマ(ラジオドラマ)である青春アドベンチャー「1848」(2021年、NHK-FM)を手掛けている。

オーディオドラマへの出演を通して学ぶことが多かったという真彩が、藤井にオーディオドラマの魅力や制作の裏側などを聞いた。

真彩希帆が藤井靖氏にインタビュー!


真彩:今まではプレーヤーの方にお話を聞いてきたので、作り手の方のお話も伺いたくて、今回リクエストさせていただきました。宝塚を退団して1番最初のお仕事がオーディオドラマだったのですが、その時にご担当されていたのが藤井さんだったんですよね。色んなお仕事をする時に「最初にラジオドラマにチャレンジしてよかった!」と思うことが多く、興味のあることもたくさんあるので、今回はいろいろお伺いできればと思います。最初に…。まず、藤井さんの思われるラジオドラマの魅力とは何でしょうか?

藤井:いきなりビッグな質問ですね(笑)! 一番シンプルなのは、「想像力を最大限にできること」。それってリスナー任せな言い方ではあるかもしれませんが、映像で作り込むテレビドラマや映画もとても面白くて、自分もテレビドラマを担当したことや大規模な撮影に参加したこともあり、その魅力は味わいました。でもオーディオドラマってもっと小規模で、真彩さんにも体験していただいた通り、小さなチームで小回りが利いて、アナログで…。手作り感があるんです。オーディオドラマというものは当然、テレビドラマが始まる前からの歴史がありますし、音のみでいかに想像してもらうか、想像してもらうきっかけを提示していくか…というジャンルで。かれこれ100シリーズ以上作っていますが、やればやるほど難しいけれど面白いなと感じています。

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