また、同作に関して1番印象に残っていることを尋ねられると、役所は「どうして戦争を避けたかった人間が戦争の道に突き進んだのかというところが肝だと思いますし、それを僕たち未来の人間たちに、日本人として、人間として美しい生き方とか、いろんなものを教えてくれている気がしました」と吐露。
続けて「それを受け止めて、実践はできないかも知れないんですけど、河井継之助さんの思いというのはしっかり受け止めたいなと思いました」と熱く語った。
さらに、同じ質問に継之助の幼馴染で長岡藩士の川島億次郎役を演じた榎木が「役所さんにある日『ずっといい役が続いているよね』と話したら、彼曰く『俺は運がいいだけですから』って。その運を引きつけるのも実力のうちだということをわかっているのかいないのか、とってもかっこいいなと思ってしまいました」と役所を称賛。
それに対し、役所は「僕、本当に運がいいんですよ!いつ運が尽きるかドキドキしながら生きています(笑)」と笑い飛ばした。
◆取材・文=風間直人