飯島寛騎「もう死んでもいい」覚悟を持って臨んだ撮影を告白

2022/06/20 22:46 配信

映画 会見

飯島寛騎撮影=山田健史

俳優の飯島寛騎が6月20日、都内にて開催されたアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」アワードセレモニーに、奥田瑛二山田孝之水川あさみ服部樹咲小川紗良らと共に出席。盲目の若きサムライを演じ、劇中で泳いだ100メートルに「もう死んでもいい」というほどの覚悟を持って臨んだことを明かした。

俳優の別所哲也が代表を務める同映画祭は、2022年で24年目を迎える。今年は「Meta Cinema(メタ シネマ)〜超える・見つける・始まる」をテーマに、世界約126の国と地域から集まった5720本以上の中から、選りすぐりの約200作品を上映。セレモニーの司会は青木源太望月理恵が務めた。

飯島「『もう死んでもいいや』と僕は思いながら(泳いだ)」


幕末からタイムスリップしてきた盲目の若きサムライが現代の東京でパラ水泳に挑む映画「サムライソードフィッシュ」で主演を務めた飯島は、劇中終盤で泳いだ100メートルを振り返り「ワンテイクで100メートル泳ぎ切りました。脚本の段階から監督から『ラストカットは100メートルは飯島くん自身で泳ぎ切ってほしい。ワンカットでいきたい』と聞いていた」と告白。

「『もう死んでもいいや』と僕は思いながら(泳いだ)。実際に本当に75メートルを超えたくらいで全身しびれて、やばいなという状況にはなった」と明かし、「時代が変わっても変わらなくても、その力強さというものをこの梶木エイスケという役で演じれたことが幸せですし、こうして多くの皆様に見ていただき、本当に嬉しく思います」と喜びを口にした。

飯島寛騎撮影=山田健史


マーティ・フリードマン、東京は「とても珍しい都会」


また同作に出演するギタリストのマーティ・フリードマンは、作品を通して感じた東京の魅力を聞かれ「僕は東京に17年くらい住んでいますけど、育ちはアメリカなんです」とし、これまで暮らしてきたアメリカの都会と東京を比較。

「東京は未来的なこともありつつ、昔の魂が強く味わえるんですね。それは『サムライソードフィッシュ』の中でも表現が味わえるんですけど、日本に住んでいて“とても珍しい都会”といつも思っています。住みやすいし飽きさせないし、僕に合っていると思います」と持論を展開していた。

マーティ・フリードマン撮影=山田健史