タレントの中村倫也が6月24日、都内で開催されたゲキ×シネ『狐晴明九尾狩』の舞台挨拶に、俳優の向井理 、吉岡里帆と共に出席。向井と出会ったばかりのころを振り返った。
同作品で主演を務めた中村は、過去に向井と共演したことがあるか聞かれると「向井理の名前が世に出る前。僕が18、19のときに」と回答。その時とイメージは変わっているか問われると、向井は「変わらないですよ」と言い、中村も「俺も変わらないな(笑)」と笑顔を見せた。
当時のことについて向井は「その時から(中村は)現場で最年少だったんですよ。だからみんなお兄ちゃんみたいな感じで甘えてきたり、逆にこっちからイジるみたいなところは変わっていないですね。あと、そのときから生意気でしたよ」と振り返った。
中村は「当時、理っちの家に遊びに行ったね。あの向井理が生田のロフト付き6畳でね。そこでみんなでゲームをやったりしました。その時はまだバーでバイトしてたよね」と明かすと、向井は「引っ越してるからいいけどさ、(家は)言わなくていいよ(笑)」と慌てていた。
また、共演した吉岡について中村は「あんまり人に弱いところを見せない人なので『大丈夫です!』って言って、大丈夫じゃない状態になっていましたね(笑)」と話し、続けて「稽古も見ていましたが、一生懸命やれる人がまず少ないだろうなって思ったので、立派な女優さんだと思いました」と絶賛。これを聞いた吉岡が「ありがたきお言葉です…」と恐縮すると、中村は「恥ずかしいな(笑)」と照れていた。
さらに、思い出に残っているシーンについて中村は「本番中、一生懸命動いてセリフを言っている里帆ちゃんはいるけど、魂はどこかのベッドに行ってるなっていう瞬間が何回かありました(笑)。『幽体離脱ってこうやってやるんだ…』って思いました」と回顧。吉岡は「同時にやる要素が本当に多くて、燃え尽きすぎて灰になっている日が何日かありました」と口にした。
◆取材・文=大野代樹