吉田美月喜が2023年公開の映画「あつい胸さわぎ」で主演を務める。W主演で母親役を務めるのは常盤貴子。演劇ユニットiakuの横山拓也氏が母と娘の視点から乳がんをテーマに描いた傑作舞台の映画化作品だ。
舞台版「あつい胸さわぎ」を、上海国際映画祭でアジア新人賞を受賞したまつむらしんご監督と映画「凶悪」で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した脚本家・高橋泉氏の手によって映画化する今企画。※高橋泉氏の「高」は「はしご高」が正式表記
大学生活を謳歌する娘・千夏(吉田)のもとに届いた乳がん検診“再検査”のお知らせをきっかけに、千夏とその母・昭子(常盤)それぞれの日常に変化が訪れていくさまを描く。映画は和歌山県内で撮影され、今2023年初めに全国公開予定。今年8月には、iakuによる舞台版の再演も決定している。
主演に抜擢された吉田は、昨年4月期の「ドラゴン桜」で平手友梨奈演じる岩崎楓のバドミントンのペア・清野利恵役を演じ、視聴者から「目の演技がすごい」「迫真の演技」との声が上がるなど注目を浴びた若手女優。
Netflixオリジナルドラマ「今際の国のアリス」では、“今際の国”に放り込まれた女子高生アサヒ役を務めた。同作は話題を呼び、日本の総合トップ10でたびたび1位を獲得したほか、Netflix世界ランキングで5位を記録し、“もっとも世界に見られた日本発の実写オリジナル作品”といわれる反響を得た。
そのほか最近は、オムニバス映画プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS Season1」の一篇『Petto』で主演を務めたほか、「ヤマダデンキ」や「日清オイリオ」、「午後の紅茶」など広告にも出演し、活躍の場を広げている。また、19歳の若さで亡くなったアイヌ文化伝承者・知里幸恵(ちり・ゆきえ)さんをモデルにした映画『カムイのうた』(2023年秋劇場公開予定)で、主人公のテルを演じることも発表されたばかりだ。映画「あつい胸さわぎ」では、乳がん検診の再検査通知を受け取る大学生の等身大の戸惑いを瑞々しく演じている。
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