＜鎌倉殿の13人＞大泉洋、地元北海道でトークイベントに登壇「もっと優しく励ましてくれるメッセージが欲しいですよ！」

大泉洋が、6月26日に行われた「『鎌倉殿の13人』大泉洋スペシャルトーク」に登壇した。同イベントでは、現在放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)に登場する源頼朝を演じる大泉が、自身の地元北海道で「鎌倉殿の13人」第25回をパブリックビューイングした後、トークイベントを行った。

トークイベントでは、大泉が脚本を務める三谷幸喜への感謝を述べた他、ドラマの裏話など半年間の頼朝役について振り返った。

自分の新しい引き出しを開けようとしてくれる

脚本の三谷幸喜については、「三谷さんは当て書きで、役者を決めてから脚本を書いていくので、今回の『鎌倉殿の13人』の頼朝は、僕にしか出せない頼朝であったのは間違いない。三谷さんは、私をもちろん面白く描いてくれるけど、どっかで、悪いことしている役にすることが多いんですよね。自分の新しい引き出しを開けようとしてくれる」と語り、三谷への感謝を述べた。

また、今回の頼朝を演じることについて「第15回で上総介(佐藤浩市)を粛清してからの覚悟も変わった」と話し、「あの第15回は、自らの兵を持たぬ頼朝と、血筋を利用したい坂東武者のせめぎ合いがあって、お互い利用し合う関係であったからこそ、頼朝が一番怖い存在で在らねばならない結果だったと思うし、信頼できる人がいないという中で厳しい決断をしていかないといけない悲しい人でもあった」と語った。

そして、「だからこそ、好感度が下がるのではと心配だった」と語り、さらに、共演した佐藤からも、「こりゃ、大泉の好感度下がるな」と言われたと明かし、会場の笑いを誘った。

励ましてくれるメッセージが欲しいですよ！

小田切千アナウンサーが、約4400人の応募者から事前に集めたメッセージを紹介。「頼朝の冷徹さにファンが減っていくのかと心配になっているけど、どさんこには嫌いになる人いない(千歳市)」という一方、「CMみるのも嫌なくらい(千歳市)」などのメッセージが紹介され、それに対して、大泉は「自分への周りの反応や反響はやはり、第15回から一気に変わったし、変わることはわかっていた」と語った。

また、メッセージで「頼朝が嫌いになってきて、大泉さんにもムカムカしてくる。けど、すごいことだと思う。それだけ演技が素晴らしいからでしょう(札幌市)」と紹介すると、「テレフォンカードお送りします～」と会場を笑わせた。

「でも大泉洋でよかったという説もありますからね。他の人だと恨まれるようなところ、なんか腹がたったなぁ～大泉洋のせいだ！と、気が楽になるらしいんですよ」と話した。小田切アナウンサーが「＃ぜんぶ大泉のせいのハッシュタグもそうだけど、もうそれは愛ですよ」とフォローするも、大泉は、「わかっていたことだが、もっと優しく励ましてくれるメッセージが欲しいですよ！」と、会場を盛り上げた。

最後には「第24回の範頼の嘆願の場面で、比企尼(草笛光子)さんが、頼朝をビンタしたいと言っている。でも台本に書いてない。でもビンタしたい。を繰り返した結果、本番だけいいよということにしたのに、テストの前の段取りから、ビンタしたんです。それで、テストもして、本番もビンタしたので、3回もビンタしてきたんです(笑)。『当たったらごめんなさいね』と草笛さん言いつつ、全部当ててきましたからね(笑)」と、ドラマの裏話も明かした。